日本語のひびき
時代劇「暴れん坊将軍」など劇中に「火消し」が出て来る場合があるが、必ず
と言ってよいほど登場する組の名前は「め組」だ。時の将軍、徳川吉宗と大岡
越前は江戸の街に、いろは48組の「町火消し」を誕生させたことは有名だが
なぜいつもドラマで使われるのは「め組」なのかと考えて見た。そしてそれは
ごく当たり前の話しだと言う事が判った。皆さん実際に「いろは47文字」に
順番に組をつけていって貰えば、なるほどと思って頂けるだろう。他の文字は
どうもシックリ来ない。どうしても「め組」が良すぎるからだ。実際町火消し
の場合も、火に関係する「ひ組」や屁を連想する「へ組」隠語である「ら組」
ゴロの悪い「ん組」は無かったと言う。それでも全48組の町火消しがあった
のは、上記の欠組の代りに「百」「千」「万」「本」の漢字組が有ったからと
言うことだ。何事もその意味と「ゴロ合わせ」は、日本人には欠かせない様だ。
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