当たり前の夏だ
朝、テレビのスイッチを入れると各放送局ともそれぞれお抱えの気象予報士が
登場して「今日も暑くなりますよ」に終始している。他に大きな事件や事故が
無い証拠なのだろうが、各地で「真夏日」や「猛暑日」になって、最高気温が
更新されたらどうだと言うのだ。デジタル温度計を見せて「既にXX℃を超え
ています。今日の最高気温はXX℃ぐらいになる予想です」と言ったところで
暑いものは暑い。放送して涼しくなるのなら幾らでもすれば良いが、言っても
涼しくならないのならば「今日の最高気温はXX℃ぐらいになる予想ですので
水分を摂って熱中症には十分注意して下さい」とだけサラッと流したら良いと
思うのだが如何だろうか。単に暑い暑いと言っているだけの放送は楽だろうが
そんな番組は視たくない。こんなひねくれたオヤジだが、正直当たり前の事だ。
団扇や扇風機だけの生活から、エアコンが完備された生活に変わり、道はほぼ
舗装されて、土の道路はほとんど無くなった。雨によるぬかるみも無くなって
人々は生活し易い環境を手に入れた。その代償が今の状況だ。快適な環境だけ
残して、昔のような夏を求めてもそれは虫が良すぎると言うモノだ。なるべく
してなった夏は、素直に受け入れて生活するしか無いとオヤジは思う。そんな
暑い日々だが、オヤジはまだ陽のある内から散歩に出る。年寄りの冷や水だと
言われてもそれでよい。暑い時の散歩は、自身に「負荷」を掛けているからで
あって、すべてARDFに備えてのことだ。夏の暑さは実際の競技においての
アップダウンの訓練に相当するので、あえて暑い時間帯を選んで歩く。大会で
良い成績を残そうと思ったらそれなりの努力をしないと楽をしていてはダメだ。
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