虚しい解体なり
先日大阪へ行ったとき、オヤジは高校生の孫に提供したパソコンを持ち帰った。
何故なら、まったく使用されず、見るも無残な姿でゴミを被って、部屋の隅に
放置されていたからだ。このパソコンは、コロナ禍で外出が自粛されていた頃
Hardoffのジャンク品を集めて組立てたパソコンだったが、そこそこの
スペックのモノだった。しかし最近の若者は「スマホ」には興味を示すものの
パソコンにはあまり興味が無い様で、こんな結末を迎えた。これからの社会を
担う若者が、パソコンの一つも使えないようでは困ると思って提供していたが
こんな状態で果たして大丈夫なのだろうかと心配になる。ジイジの大切なパソ
コンがこんな姿では悲し過ぎる、と持ち帰って来たが、あまりにも汚な過ぎる。
どうしたらこんなになるのかと思うぐらい内部は埃だらけだ。一つずつ解体し
ケースもパーツも綺麗に掃除をして行ったが、それなりにサクサク動いていた
パソコンもパーツの一つ一つは売りに行けば二束三文だ。使ってくれて初めて
生きるパソコンも、パーツになれば死んだも同じ、オヤジも使いようが無くて
困る。一部のパーツは再びHardoff行きだが、実に空しい解体であった。
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