アナログの回顧
皆さんはオーディオに凝った経験はあるだろうか。オヤジは、昭和50年ごろ
ステレオコンポ、にハマったことがある。結婚して最初の夏のボーナス時まで
月賦を払っていたのを今でも家内に時々言われる。当時はレコードプレイヤー
アンプ、録音デッキ、スピーカーなどメーカーが違ってもそれぞれ自分の気に
入った機器で揃えたものだ。今でもそんなシステムを懐かしむマニアが多いが
その主たる理由が「アンチデジタル音」にあるようだ。レコードと針が擦れる
音がしても、今のCDやDVDを聴くよりは良いと言う。つまり0と1の音を
否定するわけだ。それは本当の音を追い求めて繊細な領域で試行錯誤して来た
からに他ならない。専門用語で言うところの「リニアティ」と言うヤツである。
日本語では「直線性」とでも言えば良いのだろうか。音を増幅する場合、昔の
ステレオアンプは左右50ワット出ますよとか60ワット出ますよ、と売りの
文句を並べていた。実際に家で音楽を聴く時は、3ワットも出たらやかましい
のに、やたら大きな出力が出せる事を強調した。それは、そんな出力が出せる
増幅器を実際に音を聴く3ワット程度で動作させれば、音を歪ませることなく
直線的に増幅するからである。つまりリニアティが良い訳だ。最初から小さな
アンプで目いっぱい音量を上げると歪が出る領域でしか使えないことになるが
これは、排気量の大きな自動車が余裕を持って走るのと似ている。何事も余裕
が一番だが、また断捨離で「真空管」が出て来た。この次はアンプが組みたく
なって来たが「オーディオの先輩」でもある福井の大先輩、どうしましょうか。
こんにちは、秋吉の社長から一言。毎日音楽を楽しんでいるのですが、このごろはただボンヤリと音を楽しんでいるダメな男に甘んじています。でもやはりスピーカーから澄んだ音が流れてくるとたちどころに背筋が伸びて昔の楽しい思い出が湧き出てきます。不思議です。
貴兄の作るアンプは素晴らしいと確信します。是非完成を祈っています。そして昔の趣味を復活、雨の日?JAZZを楽しんではいかがでしょうか?
投稿: 秋田乾 | 2024年9月20日 (金) 11:50