仕事の付合い方
韓国大統領夫人の高級バッグ収賄疑惑が騒がれているが、公職や官職と言った
立場の人たちは本当に大変だと思う。オヤジのARDF仲間にも県のお役人が
一人いるが、異常なほど神経を使う。知り合った当初はオヤジの前職や経歴を
しつこく聞かれ、直接的な関係が無い事を確認してから付き合いが始まったが
今でもその警戒の度合は、オヤジ達から見たら「異常」としか言いようがない。
ジュース一本にしても、組織の代表としてのオヤジから「おごる」のが難しい。
まあこれは極端なほど彼が特異なのではあるが、こんな気を使いながら生活を
しなくてはいけないのは実に可哀そうな気がする。オヤジも、職務的に施しを
受ける立場の期間が長かったが、一般企業と言うモノはそこまでは神経を使う
必要が無かったので楽だった。それもこれも「商売は対等であり売る方が偉い
訳でも買う方が偉い訳でもない」という基本的な考えと、それに共感して貰っ
て「物を頂戴する側にも交際費は必要だ、経理部長からクレームが来るまでは
使いなさい」と言ってくれた役員がいたからだ。これは、本当に有り難かった。
何回かに一回でもお返しが出来る付き合いは、やはり必要だと思う。人間とは
弱い者、施しを受けてばかりいて返せないとなれば、そのお返し方法としては
職務上の「手心」しかなくなってしまい、経費よりももっと大きな損失となる。
それにしても、施しをする側も自分たちがした事を外部に言いたがる様である。
イザと言う時のための保険かどうかは知らないが、所詮それだけの付き合いだ。
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