ナメたらいかん
最強クラスの台風が関東の東海岸をかすめた。直接の上陸は避けられ、新幹線
などの計億運休によって大きな被害は無かったが、例によってマスコミたちは
高齢者に余計な不安を与えてしまいほど、恐ろしさを必要以上に強調して報道
していた。そんな時代になったからかどうかは分からないが、終わって見れば
ある意味「なぁ～んだ」と言った台風も多くなった。それはそれで良い傾向で
あるのだが、いろいろな地方の人と話しをしていると、台風とはこんな程度の
モノだ、と思ってしまっている人がいるのがいけない。前述のように、台風が
上陸しても予想より影響が少なかったり、全く台風を経験した事の無い地方の
人たちがそうだ。君たちも一度、家が地震のように揺れ、水が畳すれすれまで
迫る体験をしてみろ、と言っているのではない。そんな体験しなくて良いなら
それに越した事はないが、オヤジが言いたいのは「正しく怖がれ」と言う意味
である。報道が大袈裟で、こんなものかとナメてしまってはいけないし、反面
必要以上に怖がってしまってもいけない。本当の怖さを認識し、どんな状況に
おいても正しく対応する備えをしておくべきだと思うが、一度体験しておくと
良いと言った性質ではないだけに困る。やはりマスコミの伝え方が重要になる。
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