重なる記録記憶
朝テレビを視ていて47年前の今晩、オヤジは名古屋市内の雀荘に居たことを
思い出した。昭和52年9月3日、巨人軍の王貞治選手がヤクルト戦で、前人
未踏の756号ホームランを鈴木康二朗投手から打った日だったからだ。もし
この偉大な瞬間に立ち会っていなかったら、47年前の9月3日の記憶などは
無かっただろう。当時オヤジは入社して三年目だった。ちょうどその年2月に
結婚したばかりで、残業の無い日はまっすぐ一宮市の自宅に帰る事が多かった。
まだカラオケにも目覚めていない頃で実際に生オケしか無く、飲みに行く以外
当時の楽しみは麻雀ぐらいしか無かった。当時は支店内で、給料日払いのツケ
麻雀が主流だったが、賭け事をしないオヤジはメンバーには入っていなかった。
そんなオヤジが、徳島出身だった当時の支店長から「来い!」との一言があり
二抜け要員の為、その場に居たと記憶している。ちょうど「かつ丼」を食べて
いた時756号本塁打が飛び出した。あれから47年、長い年月が経ったもの
だが、そんな偉大な記録とオヤジの記憶が重なったのは非常にラッキーである。
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