自分の家を守る
台風１０号が発生した。現在の予報によると四国沖から北上して来る可能性が
高い。オヤジの住む地域では、このパターンで来る台風が一番ヤバいが、現在
まだ予報円が大きく、どんなコースになるかはもう少し先になる。ここ最近は
これまで無かったようなコースをだどり、台風も随分変わって来た感じがして
いたが、久しぶりに正規のコースで来る予報にチョット身構えてしまう。今年
リフォームしたばかりの家がいきなり被害を受けたら、洒落にもならない上に
実際のところ困ってしまう。どうか少しでも進路の左側に入って欲しいと願う。
かつて台風のメッカと言われた四国も、ここ最近の天候の変化で大きな台風に
遭遇する機会が減った為、備えが少々疎かになって来た気がする。看板などが
簡素化され、昔は無かったような壊れ方をするケースが増えた。体験の機会が
減ったとは言えども、やはり「台風銀座」と称される地域はそれなりの対策が
必要になるだろうと思う。オヤジの家は、昔オヤジが居た頃は東側が田んぼで
風を遮るものが何も無かった。木造の家が、地震のように揺れる体験を幾度も
して来たが、現在ではその場所に大きなマンションが建っている。母親が生前
日照時間が減った事をボヤいていたが、オヤジは風の当たり方が結構緩くなり
逆に喜んでいる。良いことがあれば悪いこともある見本である。そんな母親が
台風が来るたびに「恐怖」に怯え、オヤジも台風対策と共にこちらの対策にも
正直参っていたか、そんなオヤジもとうとう「自分の家」を守る立場になった。
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