昨今思うがまま
与党の総裁選が熱を帯びて来た。暗黒の政界に染まって人相が悪くなっている
人物から、40代でまだ初心を忘れていないだろうと思われる人物まで様々な
政治家が立候補の予定だ。自身は表舞台には出ず、あくまで陰で政界を操ろう
とするドンもいる。もう生き方自体が歪んで、自身の口まで歪んでしまっても
まだ政界に未練があるのだろうか。派閥の解消が、党が生き延びるポイントと
言われる中この腹の探り合いは「派閥」以外の何物でもない。立候補する者が
少数になり、党を挙げて一枚岩になった時、初めて与党も少しは変わったなと
評価できるが、悪の利権をめぐってあれだけ多くの候補者達が手を挙げようと
するさまは、言っている事と、している事の差を如実に物語る。国民がつぎに
チョットだけ期待する候補者が、必要な推薦者の人数が確保できない可能性が
あるとはどう言う事か、もう訳が分からない。まだ色に染まっていない議員に
期待する国民は多いが、この世界は一企業の代表者が株主総会で選ばれ、就任
するのとは訳が違う。百戦錬磨の「悪の根源」を抑えて黙らせる力を持たねば
ならない。そんな立場から考えれば、我々が期待する人物はまだ力不足な気が
する。ことわざに「毒を持って毒を制す」と言うのがあるが、これ以上の悪は
居ないと言われる人物がチョットだけ国民に寄り添ってくれたら一番良いかも
知れない。それが出来なかったらもう政治の土俵から一度降りて貰うしか無い。
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