これが本来の姿
体操競技やスケートボードなど、選手が一堂に会し、試技の順番や得点発表を
待つ間、違う国の選手同士が和やかに言葉を交わしている光景をよく目にする。
表彰台に上った時、お互いに国と国との問題がある者同士でも、そんな交流が
見られる場合がある。競技と言う緊張を求められる場面において、この緩和は
何だ、と思われるかもしれないが、最近ではオヤジにはこれが良く理解できる。
まさに、オヤジ達が趣味で行っているARDF競技の世界がそうだからである。
いつも常連が顔を揃え、選手同士「ライバル」でありながら同時に「仲間」で
ある関係は、知らない人から見れば緊張感のない、異様な光景に映るだろうと
思う。当然のことながら、オヤジもARDFへの参加回数が少ない間は、正直
こんな世界があるとは信じられなかった。一緒に切磋琢磨し、競技で汗を流す
ライバルは「おなじ試練を共有する」仲間なのだ。従っていつしか「友情」が
生まれ、垣根を越え友達になって行く。テレビから伝わってくるそんな光景も
同じなのだろうと思う。これが本来の「五輪」のハズだが、国と国とは難しい。
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