それ性能でない
パソコンのスピードが、速いとか遅いとかと言う話しを耳にするが、みなさん
いったい何を基準に話しをしているのだろうか。ここ10年でCPUの性能は
急速に進化し、パソコンの処理速度が格段に上昇したのは事実である。しかし
一般ユーザーがネットサーフィンや、Word、Excelを利用してそれを
実感できるのは、かなり世代差があるパソコンを比較した場合であり、近くの
世代のCPUを搭載したパソコン同士では、その差はほとんど判らないだろう。
その僅かな性能差を如実に物語るのは「ゲーム」の世界であり一般に使用する
パソコンとは全く別世界なのだ。ナノレベルの速度による緻密なグラフィック
性能を追い求め、ゲームの得点力アップを求めれば、新しいCPUが誕生する
たびに新しいマシンが欲しくなって、速度、速度と言い出す訳である。そんな
ゲームの世界とは別に、我々一般のユーザーが求める性能には「幅」があって
一つの世代で長く使用できる。「スピードが遅くなった」とパソコンを新しく
買い替える人の中で半数以上の物が「世代遅れ」では無く、遅くなった要因は
別にある。この問題を解決してやれば、パソコンはまだまだ使用できると思う。
そこを皆さん勘違いし、性能が悪いと仰るが、それではパソコンに申し訳ない。
ただ、新しいOSを載せるため、新しいマシンを求めるのはまた別問題である。
コメント