数だけではダメ
今年はやはり夏が長い。極端なお話し、日によっては「阿波踊り」が終わって
すぐのような感じさえする時がある。唯一正確なのは、日没時間が早くなって
行っていることだろうか。散歩に出掛けようとすると「ゴロゴロ」と不気味な
音が聞こえ、日暮れがより早くなった感じの暗さになってくる。やはり大気の
状態が不安定なようだ。まだ各地で線状降水帯が発生し、福井県の越前市では
大雨を記録したとニュースが伝えていた。確か越前市は2005年に武生市と
今立町が合併して生れた市で極めて範囲は広い。一体どのあたりかなと思って
テレビを見つめたが、懐かしい風景は出て来なかった。福井も大きく変わって
行っている様だ。しかし驚きは、合併と同時に武生市が無くなったことである。
越前打ち刃物の里として全国的にも有名だった市の消滅は、我々には不思議だ。
北陸本線の駅としての「武生駅」は残っているが「敦賀」「武生」「鯖江」と
停車していた中の一つの市が無くなってしまうとは、全く予想していなかった。
我がふるさとも、オヤジがいなかった42年間に、徳島、鳴門、小松島、阿南
の4市だった市が、現在では8市に増えた。しかし名前が消える市は無かった。
増えて行かないのも困るが、増えたら増えたでソレなりの県になって欲しいな。