モノ作りの基本
家周りのフェンス工事をしたことで、忘れていたDIYの面白さを思い出した。
同時に「銭」が取れる大工さんとの差を感じる結果となったが、素人の工作と
しては、まあまあの出来映えではないかと思っている。全く何も出来なかった
オヤジが、こんな工作を覚えたのは昔の会社の大阪工場に勤務をしていた頃で
あった。加工機の製作や改良の一端を担い、先輩諸氏に教わりながら、様々な
工作が体験出来たからだと思う。工作の方法だけでなく、工具の使い方や応用
などモノ作りの基本を教わった。ちょうど職人さんが親方に教えられ成長して
行くのと同じ様な6年6か月だった気がする。教えて貰った工作技術はその後
メガネの加工機の開発に生かされた。それからしばらくして福井の化学会社に
入ってからは、上司であった福井のオヤッサンに、これまでに経験したことの
ない設備メンテを学んだ。こんな時にはこんな道具を使い、こうやって処置を
行なう、と言った内容は「目から鱗」の連続だったが、現在日常生活の中にも
生かされている。器用だとか不器用だとか言うのは別問題で、適切なパーツや
工具を使いこなすのを様々な職場で学ぶ事が出来たのはオヤジの財産になった。