念願の奥州路へ
本日は宿泊地の登米市より北へ移動し奥州路に入る。オヤジが一度訪れたいと
願っていた岩手の「平泉」に向かう予定だ。藤原氏三代の栄華を極め、北の京
とも呼ばれた平泉、かの源義経終焉の地は、オヤジにとって避けては通れない
ルートだ。一行は最初に、宿泊地の登米市が生んだ漫画家「石ノ森章太郎」の
記念館を訪れた。記念館は開館時間前で、見ることは出来なかったが、近くに
ある生家は中まで見学できた。平泉に向かう途中、チョッと寄り道して気仙沼
漁港で昼食をとって、陸前高田へと廻った。ここで、東日本大震災の津波にも
耐えた「奇跡の一本松」を見た。周りは綺麗に復興された公園になっていたが
当時の激しさを思わせる建物は、そのままで残されていた。お昼の食事で今回
初めてのヒットが出たが、さすが気仙沼の海の幸は旨かった。15時頃ついに
思い抱いていた「平泉」にやって来た。中尊寺は本堂も金色堂も木々に覆われ
暗くてどこか物悲しい。観光客が居なかったならば本当に寂しい処だ。しかし
かつて「北の京」と呼ばれた地は、黄金の建屋と仏像にその栄華の足跡を残し
今も平安のロマンと共に生き続けていた。本当に来て良かったが多くの場所が
撮影禁止で思い出を残せなかったのは本当に残念で仕方がない。その後一行は
ARDF競技大会が行われる白石市へと向かった。さあいよいよ明日が本番だ。