2024年3月19日 (火)

我々も応援する

皆さんは「日本アマチュア無線連盟」の年会費をご存知だろうか。既に永久の

会員として会費を全納している人も居るが、最近のアマチュア無線人口減少に

伴う経費割れで、幾らかの追加料金を支払うことになった気の毒な人達もいる。

オヤジの様にコールサインを持つ普通の「正員(正会員)」で、普通の権利を

持って会費を支払う会員だと、年額7200円が必要になる。そんな会費から

計算し、今度は徳島の県支部にJARL本体から入って来る支部予算は、年間

どのくらいだと思われるだろうか。これが正直年間20万円ほどだ。徳島県の

会員数が約400名ほどなので一人当たり500円の計算になる。この予算で

ハムフェスタや各種イベントを企画するのだから、組織の運営はもう勤労奉仕

以外にはあり得ないのだ。そんな中、無線連盟を震撼させる重大な問題が発生

した。昨年、前JARL会長が突然交代すると言う事態が発生したが、そんな

交代劇の裏には、在任の3年間でおよそ1400万円の私的遊興費が明るみに

出たからであった。3日にあげず説明出来ない飲食をし、役員同士で割り勘に

した勘定まで自分の懐に入れていたことから発覚したそうだが、とんでもない

話しである。この不祥事を見つけ、クリーンで透明な連盟を目指して活躍中で

あるのが現会長だ。香川県にお住まいで、現在は四国地方本部長を兼務されて

いる。今回のハムフェスタでは新しいJARL改革への取組みを熱く語ってく

れた。四国の代表が新会長となったJARLの未来を我々も応援して行きたい。

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2024年3月18日 (月)

ハムフェスタへ

昨日は、ARDF徳島の無線仲間と一緒に「ハムフェスティバルin香川」に

行って来た。四国4県では毎年それぞれ、この様なハムの集いが行なわれるが

香川県が一番賑やかなので人気が高い。ただ会場が毎年、丸亀市の綾歌なので

徳島からは結構遠く自宅からは2時間少々掛る。更に下道を利用するとこれが

ナビでも変な道を教える事があり、未だに覚えきれない。そこでいつも友人の

車に便乗させて貰っていると言う訳だ。イベントは午後からだが、毎年盛大に

ジャンク市が行なわれているので、開場の9時頃から県外も含めて多くの人が

集まって来る。昨日も10時過ぎには到着したが、既に買った品物を駐車場の

自分の車へと運ぶ人が大勢いた。しまった、チョッと遅かったかも知れないと

思いながら受付を済ませ会場へと向かった。案の定、もうこれと言った品物は

残っていない。それでなくても最近は、ジャンクそのものが少なくなって来て

いるので猶更だ。結局車のLEDヘッドライト、USBメモリに入れた音楽を

FMで聴くFMトランスミッター、CPU用のシリコングリス、白色LEDの

弾丸タイプを買っただけで終わった。全て新品だったし1500円でお釣りが

来るほどの買い物には十分満足した。香川や高知のARDF仲間たちと話しを

することも出来、楽しい時間を過ごせた。ただ、同行の友人の仕事の都合から

お楽しみ抽選会が始まる前には会場を後にした。抽選券は香川の友人に預けて

帰って来たが、さてどんなモノが当っているのか、次に会う時が楽しみである。

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2024年3月 3日 (日)

名機また押入へ

ここのところまた書き込みネタに困る様になった。引越しの整理は依然として

はかどらず、まだまだ我が家は乞食屋敷のままだ。幸いオヤジの部屋は何とか

恰好が付いたが、厳密に言えば整理棚やラックに荷物を押し込んでボロ隠しを

しているに過ぎない。アパートの時と比べ収納設備が少なくなった分キャパが

オーバーしてしまったのだから仕方が無いが、よくこれだけ隠せたモノである。

その背景には思い切っての「断捨離」があった。よくぞ「まあ置いておけ」の

オヤジが、あれだけのオモチャを捨てる事が出来たと感心する。アパート時に

3年5年使用しなかったガラクタは躊躇なく捨てた。不燃物の袋が大量に出た

ので、月に一度の収集には多すぎる為、こっそりアパートまで持って行こうか

などと話しをしていたほどだ。ダメもとで玄関に出していたところ、引越しの

家だと言う配慮が有ってかどうかは判らないが、持ち帰ってくれたのでホッと

している。CDやDVDの整理も終わったが、どうしても捨てられないモノが

一つだけ残った。それは昭和48年、オヤジが学生時代「盤屋」でアルバイト

して初めて買った無線機だ。八重洲無線の「FT-DX401」で、現在では

幻の名機とされているオール真空管機だ。もう動かないが、どうしても捨てる

ことが出来ない。パーツがあれば、いつか生き返えらせる事が出来るかも知れ

ないと思うからだ。この機械は、家内のスペースを借りて押入れの奥に眠るが

誰にでもこんな「物」はある。もう名友の一つなのだろう。本当にこの機械が

生き返る時が来るかはどうかは分からないが、どんな形で無くなるのだろうか。

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2024年2月15日 (木)

無事で良かった

JARL高知県支部長に用事があり携帯に電話を入れた。しかし何度掛けても

お掛けになった電話は電波の届かない場所に居るか、電源が入っていませんと

アナウンスが流れつながらない。時間を置いて夜掛けても、翌日の朝になって

掛けてもダメだった。こんな事ってあるだろうか。考えられるのは携帯電話が

壊れてしまった事ぐらいだが、あまりにも長すぎる。結局三連休は全くダメで

ようやく昨晩になってつながった。原因は自身が所有するクルーザーで遠洋に

出ていたためだと分かった。実に羨ましい話しだが、海の上は全く携帯電話は

つながらないのだ。航空機に乗っていても上空ではアンテナが立たないし実際

我々が経験して来た伝搬状態とは正反対なのが不思議だ。我々の常識では高い

ところや海上は伝搬状態が良いとされている。やはり携帯の電波は特殊な様で

ある。いずれにしても無事で良かった。仲間内で鰹を釣りに行ったとのことで

あるが、3~4日も出掛ける範囲とはどんなものだろうか。一度聞いてみたい。

2023年11月18日 (土)

春日井局と交信

春日井アマチュア無線クラブの仲間から電話が掛った。市政80周年特別局が

430MHz帯にて徳島をコールしているので、応答出来るかと聞いてくれた

のだが、その時はちょうど実家で改築工事の真っ最中だった。少しだけ荷物は

移動していたが、まだ運用できる無線機は引っ越しさせていなかった。先日も

東北旅行の時「山寺(立石寺)」を観光中に電話をくれたが、当然無線機など

持参しているわけもなく失礼した。こう何回もカラ振りをさせると申し訳なく

何とか応えたいと思ったオヤジは、すぐ自宅に戻り無線機のスイッチを入れた。

無線とインターネット回線を利用して通信するD-STARと言うシステムだ。

ところが暫く運用していなかったら無線機の操作を忘れてしまっていて、何度

送信しても電波が出て行かない。困ったものである。春日井サイドは市役所に

移動しての運用なので、利用できる時間制限がある。何とかしなくてはと焦る

一方だったが、ようやくゲート越えして春日井に声が抜けた。懐かしい音声が

飛び込んで来た。仲間と言うものは本当に良いものだ。4月に始まった運用も

速いもので11月末で終わりになる。12月に入ってから、アンテナの撤収を

行ない、その後「芋煮会」で打ち上げをすると言う。今年は春と夏の2回訪問

しているが、実家リフォーム中のため芋煮会に参加が出来るがどうかは微妙な

ところである。いずれにしろこれで特別局の交信証明書はやって来る事だろう。

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2023年10月16日 (月)

出現水晶振動子

間もなく実家の改築工事が始まる。依然として部屋の片付けは継続中であるが

次に出たのは「水晶振動子」だ。FT-243と言うタイプとHC-6/Uと

言う二つのタイプの物が出て来た。水晶振動子は文字通り薄くシート状にした

クリスタル片の両側から電圧を掛けると、その薄さに共振する一定の周波数が

発生するパーツだ。昔の送信機の多くは今の様に自由に周波数が変えられずに

この水晶振動子を利用して固定周波数で電波を出したものだ。もっとも現在の

ように局数も多くなく、バンド幅も小さかったので、一定の周波数での交信は

ごく一般的であった。周波数を変える時は水晶振動子を差し替えて行なったが

当時は一個が二個あれば十分だった。器用な人は砥石で水晶を研磨し周波数を

高くする事も出来た良き時代である。ところでこんなパーツ、何処で買ったか

記憶に無い。当時は通販もなく、オヤジの地元では手に入り辛かった。やはり

祖父に甘えて大阪の日本橋あたりで買って貰ったのだろう。貴重なパーツ類の

一つに違いないが、もう今は使う場面が無い。これは歴史品として保存である。

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2023年10月12日 (木)

シャーシパンチ

次に登場したのは「シャーシパンチ」と言う道具だ。アルミシャーシに穴開け

する工具だが、これも知らない人が多いハズだ。何故なら、元々は真空管用の

ソケットを取り付けるための穴開けに使用されていた工具だからだ。真空管が

無くなった現在、これを利用してシャーシに穴開けする人が少なくなった上に

今なら「ホルソー」と言って電動ドリルやボール盤に取り付けて、簡単に穴が

開けられる道具が誕生しているからだ。この工具の仕組みは真空管の大きさに

合わせた穴に向かって刃が食い込んで行って穴を開けるモノだが、この怪力は

ビッチの緩いネジを締め込んで行くことで作っている。よく考えたものである。

当時はこれで何回真空管の穴を開けたことだろうか、もう手が痛くなるほどに

開けた記憶がある。今ではほとんど使わなくなってしまったが、このグッズは

まだ丸い円形の穴を開ける作業には利用できる。油をさして保存しておきたい。

おっと、こいつがいけないのだろう。またまた娘に叱られることになりそうだ。

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2023年10月10日 (火)

過去を振り返る

実家を整理していると色々な品物が出て来る。故人の想い出で棄て難いモノも

多いが「この際断捨離しないと住めなくなるよ」と言う娘たちの意見も正論だ。

いくら少し家が広くなると言っても、二つの家の荷物が一緒になっては、絶対

入り切らなくなること間違い無しだ。これまでは引っ越しと言えば、引っ越す

先の家はカラッポだった。今回はそこにモノが有るのだから移動させた荷物を

仮置する場所さえ無いかも知れない。人生初めての引っ越しに、夫婦ともども

大苦戦中である。そんな中、懐かしさに作業の手を止めてしまって、家内から

お叱りを受けてしまうことがある。先日も1967年の「CQ誌」が出て来た。

オヤジが17歳の頃に買ったアマチュア無線の専門誌だ。ほとんどが真空管の

記事で、トランジスターを使った記事はほとんど無かった。読み返してみると

実に懐かしいが「こんなことをしなくても、50年経ったら便利なシステムが

登場するのに」と言う様な記事がある。まさにターミネーターの世界であるが

当時は真剣に、その時の最高のやり方で趣味を楽しんでいた訳だ。パソコンの

世界も、オヤジが始めた頃からすれば随分進んだが、いまから50年経ったら

Corei7、こんなCPUを使っていたの、そりゃ~遅いわと言われる様に

なるだろう。未来はまだまだ分からないことも多いが、過去を覗くのは面白い。

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2023年9月24日 (日)

梼原応援2回目

土日、香川の仲間と共に再び高知の梼原に来ている。四国地方ARDF大会の

2回目の現地応援だ。今回は香川の仲間により地図が完成したので、スタッフ

のみに開示し、検証する作業から開始だ。何しろ山に囲まれた梼原地区であり

予定の場所にTXを設置しても、探査開始地点で信号が聞こえないことがある。

そんな場合には設置場所を変更をしなくてはいけない。一番神経を使う作業だ。

幸い、オヤジの受信機で5台全ての信号が受信出来た。次は、設置するTXの

操作をレクチャーする。第1回目の応援時に持参したJARLからの借用機が

不良で、今回の大会にはARDF徳島の機器を貸し出しする事になったからだ。

発信番号の設定、周波数の変更、リセットをする方法に加え、当日設置場所で

作業する時の注意点などをレクチャーして予定を終えた。今回の宿泊は梼原の

モデルハウスだ。一軒一泊が2100円、布団代が別途一人1100円必要で

あるが、広い設備が使い放題である。とにかく宿泊費はスタッフ全員で割り勘

になるのだからこんな良い宿はなかなか無い。例によって親睦会は夜遅くまで

続いた。本日はスタッフ以外の会員に探査を体験して貰い、当日の参加を促す。

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2023年9月22日 (金)

銭無縁の星の下

先日、四国地方ARDF競技大会で高知に貸し出しするTXを収納するための

用具を買いに出掛けた。現在ARDF徳島の送信機は、6台を保有しているが

保管者が3名に渡っている。オヤジもその一人で2台を保管している。これ迄

大会や練習会を行う際には、各保管者が持ち寄って来るスタイルで運用をして

来たが、機器メンテナンスは保管者に任せていた。しかし充電電池の充電法に

始まり、スイッチの接点などにバラツキが生じる。そのまま貸し出したのでは

JRALの貸出機のようなトラブルが発生しないとも限らない。そこで今回は

全てのTXを一つにまとめ、オヤジが点検して貸し出すことにした。各TXを

収納するケースも、保管者でてんでバラバラだったが、これも一つにまとめた。

各TXには解り易い様に番号札を付け、間違い難い様にした。搬送するために

一つにまとめる大きな箱も購入した。これら費用は大した金額ではなかったが

本来なら、2017の全日本競技大会の時、県よりの補助金の貯えから補填を

してくれるハズになっていたが、何さまその支部長が代り、今の支部長はその

金を私して、無線機ばかり購入している。ARDFには一円も出さないと言う

のだから困ったものだ。やはりオヤジは銭が貯まらない星の下に生まれた様だ。

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