冷静に行きたい
オヤジの田舎街にも「マスク警察」は居るようだ。いや、田舎街だから居るの
かも知れない。オヤジは、まだ直接に出遭ったことは無いが、明らかにあれが
マスク警察だろう、と思われる者に散歩中よく出くわす。オヤジは散歩中には
マスクを着用していない。息苦しいこともあるが、今の環境では、濃厚接触も
無いし、第一密など作らない。ところがどうしてもマスクを着用させたいのか
オヤジが近づくと怪訝な顔で睨みつける高齢者がいるのだ。通り過ぎてもまだ
振り返って見ている。こちらにしてみれば、ストレスが溜まっている今、何か
言って来たら倍返しをしてやろうと思った事もあったが、どうもオヤジの身体
から近寄り難いオーラが出ているのか、未だに何も言って来ない。こちらから
喧嘩を売ることも無いし、ずっとこんな状態が続いている。まあオヤジよりも
もっと高齢者にとっては、臨機応変なマスクの着用が理解されていないのかも
知れないが、ある意味日本は、これで感染が抑えられている面もある。威勢を
張ってみても口論で飛沫を飛ばしたのでは愚の骨頂だし、何か言われたらその
場を離れるしか無いだろう。腹が立ってもこの歳での口論は惨めになるだけだ。