趣味にない緊張
オヤジの組立パソコン販売も、少しずつ認知されて来たようで、たまに注文が
入るようになった。もっともまだ「仲間内」の領域は脱却しないが、有り難い。
しかし皆さん段々スペックが良くなり、新しく依頼されるパソコンは、とうに
オヤジのパソコンのスペックを何世代も越えて来た。ユーザーは気楽なもので
最初から予算が決っているのにも拘らず、結構厳しい品質を要求して来るので
困る。最新のパーツはまだジャンクでは手に入らないので、どうしても新品を
探すことになるが、本当に大変だ。安いなと思って買った後で、もう少し安い
販売店が見つかったりすると「アチャ~」と言う気になる。リタイヤしてまで
市況の調査を続けることになるとは、やはり「商売」にすると言う事はそんな
甘いものではないと言うことだ。今回の依頼品は第11世代、Windows
11ProとOfficeを入れて、市販品の半額以下でのリクエストである。
パーツは届いたが、最小構成でBIOSまでの確認をするのに猛烈に緊張する。
自分のパソコンを組み立てる時にはこんな緊張は無いが、完成品での納入なら
初期不良があっても事故であっても途中段階の不都合は全て保証をしなくては
いけないからだ。BIOS画面が出るとホッとするが、この積み重ねが勉強に
なっており、この緊張も商売ならではのモノだ。やはり「お足を貰う」と言う
行為は、趣味の世界に毛が生えたようなモノでも違うと言う良い見本のようだ。
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