四国は一つなり
梼原での作業は、事前に高知県のスタッフが内定したスタートとゴールの地点
TX設置候補場所の確認から始まった。地形的に面白い場所であったが、一つ
だけ難があった。それはスタート地点から750mの範囲内のアップダウンが
厳し過ぎる。エリア内の高低差が200mほど有り、TXが設置されていない
場所を抜け出す迄に大抵の選手はギブアップだろう。この辺りが、競技体験が
少ない者が、机上の地図だけで設定した案になるが、現地のスタッフが真剣に
考えた計画だけに、角が立たないように説明を行い変更を促す。ここが難しい
ところだが、真剣に耳を傾けてくれたのが嬉しい。スタートとゴールの地点を
変更し、全体的にアップダウンの少ないルートで設置の場所を確定して行った。
随所に龍馬脱藩の維新の道があった。今回のテーマは「脱藩ARDF大会」だ。
2日目は実際にTXをその場所に設置し、探査開始予定地点で信号が入るのを
確認し、今回の作業を終えた。つぎは地図の作成だ。土曜日の夕方は、高知の
スタッフたちと一緒に「飲み会」が行われた。高知の支部長が、自ら所有する
豪華漁船で釣り上げたと言う「カンパチ」と「鰹」を提供。すべてが、最高の
味だった。高知県人と「酒のタイマン」は張れなかったが、和やかに飲み会は
進んだ。スタッフが少ない支部事情の中で、大会を開催してくれるのが嬉しく
我々も「四国は一つ」を合言葉に、高知のスタッフと共に競技を成功させたい。
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