経営者判断材料
オヤジは企業を紹介する番組の中で、その沿革やサクセスストーリーについて
紹介されるコーナーが好きだ。ほとんどの企業が一朝一夕に番組で紹介される
企業になった訳ではなく、大方の企業が紆余曲折、苦労に苦労を重ねて現在の
地位を築いて来たと言っても過言ではない。実際これまでオヤジが勤めて来た
企業でも様々な挫折の歴史がある。その苦労の過程を研修などに於いて社員に
ヒストリーとして紹介できる会社は幸せだ。下手をすれば倒産の憂き目に遭い
影も形も無くなっていたかも知れないからだ。企業と言うものは絶えずそんな
リスクを負いながら切り抜けていくものだと思う。銀行で借金をせず、自己の
資金だけで会社を回しているなどと自慢している経営者は専門家に言わせると
会社経営が下手な証しだという。やはり適度に借金をし、ある程度のリスクの
テンションを掛けながら経営するのが良いそうだが、出来る事なら借金などは
しないに越したことはないと思うのが普通だろう。そんな中で、偉そうに言う
ようだが、オヤジなりに経営者の一面を判断をする材料を持っている。それは
インタビューなどで語る「XXで社会に貢献してます」と言う言葉だ。これを
オヤジはマスターベーションと呼んでいる。確かに貢献しているか知れないが
それは第三者が言うべきことであり、経営者が口にする言葉ではないと思って
いるからだ。ある意味、驕りにほかならない。それが経営者の全てではないが
そんな目をもって企業の紹介番組を見ていると、色々と見えて来て実に面白い。
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