生活ペースの差
大阪の娘たちの処に来ると困る事が一つある。それは夕食の時間帯が違う事で
ある。いつからこんな時間になったのか定かではないが、少なくても現役中は
こんな事はなかったようだ。やはり大きな病気をし、薬を飲むために規則的な
生活を始めたのが契機だったと思う。毎日オヤジは、5時45分に缶ビールを
プシュッと開ける。よほどの事が無い限り、夕方5時45分にはプシュッ~と
やっていると思って頂いて良い。6時にはご飯が装われて来る。いまの季節は
外はまだ夏の太陽が色温度を下げながらもギラギラ輝いている。こんな生活が
もう随分続き、生活のペースと言うものが出来た。そんな食事が大阪では8時
過ぎてになってしまう。娘婿の仕事の都合や、高校生の孫たちの部活の関係で
こんな時間になるのだが、通常オヤジは物を口にしない時間帯だ。暫く滞在を
していれば慣れて来るのだが行った直ぐは大変だ。郷に入ったらば何とかだが
この年寄りがペースを合わせるのは実に難しいと思う。家内が、時間つなぎに
何かと「腹ごなし」を買ってくるが、これを食べてしまうと夕食は抜きになる。
これもまた団欒の一時を失ってしまうのでしたくない。どうしたものかと悩む
うちに帰る日が来るのだが、その頃には便通も乱れている。若いころには食べ
たい時に食べ、寝たい時に寝る生活が当たり前だったが、歳を取ると言うのは
こう言った事を言うのだろう。そんな事を言いながら昨晩オヤジは缶ビールを
娘婿と一緒に3本飲んでしまった。帰ったらまたペースを戻すのが大変そうだ。
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