大阪日本橋雑感
今後オヤジは、余ほどの事がない限り大阪日本橋の「電気街」には行かないと
思う。女性陣が日々出掛けて行くのには買い物以外にも「見る楽しみ」がある。
特に、田舎暮らしが浸透した家内など、見るもの全てが新鮮で楽しいだろうと
思う。それは理解できるのだが、今の大阪日本橋で、オヤジが見て楽しいのは
パーツショップ一軒と、中古マザーやCPU、メモリなどを置いている、組立
PCの専門店ぐらいしかなくなった。しかしこれくらいなら通販で十分買える。
これまでのように「掘り出し物」が買えないのなら、大汗を搔きながら距離の
長い「日本橋ブラ」をする意味が無い。年寄りは疲れてしまうだけだ。散歩と
思えば良いのだろうが「見る」が加わると、単に歩くだけのようにはいかない。
その上、しばらく来ない間に街は様相を一変させていた。看板文字を見ないで
目を閉じていると、かつてオヤジが出張していた中国の街々と何ら変わらない。
店に入ったら日本語が聞けるのだが、歩道を歩いといると中国語しか聞けない。
中国人は声が大きいので特にそう思うのだろうが「何処にいるの」とか「どの
店が安い」など情報交換しながら歩いている。もう彼らに、街が乗っ取られて
いる感じだ。マナーは悪く、道は絶対に譲らないので、こちらが避けなければ
必ず当たってトラブルになる。なぜ、自分の国で遠慮しなくてはいけないのか
腹が立って来たが「南の中国人」は怖いのでオヤジが譲ってストレスを溜めた。
この現象は帰路、難波の地下鉄に乗るまで続いた。結局今回の買い物は御覧の
通りだが、工具街の「五階百貨店」で、欲しかったチョッといい「ニッパ」が
安く買えた。新潟燕三条のクロムバナジウム鋼製だ。こんなのは田舎には無い。
コメント