相次ぐトラブル
オヤジの大切なアマチュア無線機器が次々と故障して行く。昨日まで機嫌良く
動いていたものが急におかしくなったり、日を重ねるごとに段々と症状が悪く
なって行くものまで様々だ。電子機器類は、使用しなくても出来る限り電気を
入れておかないと寿命が短くなる傾向が有り、特に無線機はそれが顕著に出る。
そのためオヤジも出来るだけ電源を入れ続けているが、何さまこれからの季節
真空管式の機器が複数で発する熱は半端では無い。クーラーの効きにも影響が
あり痛し痒しと言ったところだ。傾向的に、突然おかしくなるのは接触不良が
多く、徐々に悪くなるのは部品の劣化、特に電解コンデンサーの電解液が抜け
容量が落ちて来るのがほとんどだ。接触不良については、リレーやロータリー
スイッチの接点が熱で酸化被膜が出来ているためで、これは接点復活材を用い
接点を綺麗にすれば大概は元に戻る。ガリオームになったボリウム類も同じで
接点復活剤は無線機器にもパソコンにも重宝する。今回の不具合は全て送信側
のトラブルだが、よくよく考えてみれば電気を入れてもそのままだと受信側に
電気は回っても、送信側には回らない訳だ。解決策は、積極的な通信が必要に
なるが、単にそれだけでなく真空管式の送信部は、1000V近くの高電圧が
掛かり、高熱を発するパーツもあり劣化が速いと来ている。こいつに関しては
これからもゴマかしながら使用して行かないともう部品が無く、辛いところだ。
代用品でもあれば直せるが、もうそろそろ真空管式は卒業にするべきだろうか。