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2021年4月

2021年4月30日 (金)

継続と言うこと

ことわざに「継続は力なり」と言う言葉があるが、実によく言ったものである。

長い年月を経て、多くのモノが無くなったり姿を変えたりしている。それらは

単に建物や景観にとどまらず、製品や企業、ある意味人の心までもそうである。

勿論、形を変えたモノが全て衰退と言う訳では無く、何事も「途絶えない」と

言うところに意義があり、それが「力」なのだ。最近、GoogleMapを

利用してバーチャル観光をする様になった。行ったことの無い場所や、過去に

訪れた土地を巡ってみるが、懐かしい景観に出会える反面、見つけるのに苦労

してしまうほど変わり果てた場所もある。一番悲しかったのは、オヤジが学生

時代過ごした下宿の変り様だった。愛知県春日井市八事町、この場所を探すと

写真のような空き地になっていた。一年で学生寮を追い出されることになって

いたオヤジが見つけた家屋だった。二階の雨戸が閉まっている、つまり使って

いない部屋が有るだろうとの憶測で訪ねた家だったが「あるよ!」の一言から

一発で決まった下宿だった。このブログの読者にも学生時代この下宿で一緒に

一時期を過ごした友人がいるが、このことを知って、どの様に思うのだろうか。

下宿だけではなく、周辺の街の様子も随分と変わった。オヤジがアルバイトを

していた喫茶店も今は無く寂しい。ただ下宿のお向かいのお宅は綺麗になって

今も残る。当時、若いお嫁さんが嫁いで来たがそんな「新妻」も今では75歳

ぐらいのお婆ちゃんになっている計算だ。時の流れ、を感じずにはいられない。

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2021年4月29日 (木)

やはり心配な県

新型コロナウイルスの医療対策について、我が県の「ほころび」が見え始めた。

ここに来て急激に感染者数が増え、人口当たりで比較した人数では、全国でも

上位にランクされ始めた。我が県は全国比でも病院の数は多く、その点我々は

有り難いが、さりとて中重症患者を収容できる病院は限られ、どこでも簡単に

入院が出来る訳ではない。しかしここに来て感染者が1200人を超え、治療

中と思われる患者が多い中、全くひっ迫感が無いのである。これは不思議だと

思っていたが、このたびその理由が明らかになった。結論から言えば、病院は

もとより、隔離処置をするために用意されていた東横インにも、ほとんど人が

入っていないとの事だ。つまり大半が「自宅療養」と言う。最近、家庭内での

感染が増え、濃厚接触者が相次いで感染しているが、これでは当たり前である。

何かにつけてお粗末で遅れている県、コロナもご多分に漏れずでは心配である。

ただ単に、大変だ大変だと言っているだけなら、こんな行政は楽で仕方がない。

小便をしてもロクに手も洗わない様な議員が、雁首揃えているのが目に浮かぶ。

知事は他県から来られた東大卒の元官僚で、全国知事会議の議長を努めている。

県知事の良し悪しは別にして、地元人で彼と競い合う人材が居ないのが問題だ。

ある意味先日の叔母の様にスムーズ入院できる利点もあるが、肝心なコロナの

対策が、何もしない自宅待機では行政は要らない。ワクチンについても大混乱

しそうな状況だと聞く。これではやっぱり、永く住む事について考えてしまう。

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2021年4月28日 (水)

購買の性が出た

大阪に住む長女から電話が入る。娘からオヤジに電話が掛かるのは何か有ると

思ったが案の定、風呂のシャワーが故障し水が噴き出していると言う。緊急で

今話題の水トラブルの専門業者に来て貰っているが、どうしたら良いとの事だ。

水が噴き出している、と言っても配管のシールドテープやパッキング、混合栓

自体の不良など様々だが、娘の話しでは要領を得ない。しかし、最近は便利な

世の中、すぐにLINEで画像を送らせたところ、混合栓自体の不良のようだ。

お湯と水を混合し、レバーを切換えて蛇口やシャワーに送り込む器具の事だが

TOTOの純正品なので値段はそこそこする。近くにいたらホームセンターへ

走り、ズバリ同じ器具が無くてもすぐに直してやれるのに、本当にもどかしい。

娘の旦那も、こんな事に疎いと来ているし、夫婦で修理の相場も解らない様だ。

こうなったらもう業者にお願いをするしかないが、せめてオヤジの援護射撃だ。

と言うより「購買」の性が出た。娘に電話をし、業者に代わって貰って話しを

し、自分が修理をしても良いのだが、と言った内容をチラつかせながら価格の

交渉をしてしまった。業者もいい加減なもので、消費税や工賃を随分サービス

した形で価格は相当下がった。言い値でやっていたら大変なところだ。部品の

価格は即ネットで調べ、適正な工賃と消費税無しで妥協した。うるさい親父が

いる家庭だなと思ったかもしれないが、かくして娘の家のシャワーは復旧した。

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2021年4月27日 (火)

平和ボケ若者像

特定地域で三度目の緊急事態宣言が始まった。施行前と施行後の人流や生活の

変化が報道されているが、これらを見てオヤジは本当に腹が立って仕方がない。

まず、間もなく制限が始まるから、始まる前に駆け込んでおこう、と言う連中。

ウイルスが本日はお休み、明日から活動します、と言うのならそうしろ。前か

後かに関わらず施行の目的が何かを考えたら、己が取るべき行動は判るだろ!

君らは勝手に自分の大義名分を立てているに過ぎない。次に相変わらず減少を

しない「路上飲み」だ。飲食店が休業や時短営業を行い、公園が利用できなく

なったら、コンビニで酒を買って帰って自宅で飲め。わざわざ公園のすぐ傍で

盛り上がるとは何事だ。なぜ酒類を提供する飲食店が時短営業や休業をするか

判らないのか、しかも路上に、缶・ビン・ペットボトル、袋・食べ残した物を

散らかしたまま立ち去るなど、言語道断である。オヤジたちから見ると、禁を

破って目立つ事が「カッコイイ」だろう「トレンディ」だろう、見てくれよと

言っている様に感じてしまう。これは成人式で大暴れする輩と同じ臭いである。

俺たちは絶対、官憲には屈しないぞ~、と単に反抗しているだけの様に見える。

とにかく路上は酒を飲む場所ではない。政府も注意ではなく法整備をすべきだ。

君らも、こんな事をしてまで酒を飲まなくては生きて行けないアル中ではない

ハズだ。しかるに、何故あえてそんな場所で屯し、警察や役人に迷惑を掛けて

世の中に反発するのか。一体どんな不満があると言うのだ。若者全てが同じと

言う訳ではないだろうが、自分自身を粗末にしてはいけない。自分自身を愛せ

ない者が他人や国を愛せるハズがない。こんな平和ボケを作った国にも是正が

いるが、こんな平和ボケを「教育」する手段もどこかで必要になると思われる。

2021年4月26日 (月)

医師と口論する

先日、急性心筋梗塞で緊急入院した叔母も随分良くなり、ICUから救命救急

センターを経て、このほど一般病室に移った。新型コロナウイルスの影響から

患者と面会ができない環境の中、病状の報告については適時看護師からオヤジ

宛に電話があったが、直近に掛かってきた窓口医師とオヤジの間で、チョッと

したモンチャクがあった。最初は病状報告かと思ったが、そんな様子でもなく

話の内容がなかなか要領を得ない。何が言いたいのか、全く理解できないのだ。

オヤジも多くの顧客とコンタクトして来たが、こんな理解不能は初めてである。

結局、今は良くなっているが、高齢者なのでこれから先何が起きても不思議で

ないと回りクドく、もしもの時のためへの予防線を張っているな、と理解した

オヤジだったが、その口調が気に入らない。かつて、化学業界の営業マンでは

経験した事がないチャラ男口調でまくし立てて来る。そのくせプライドは高く

上から目線でモノを言う。オヤジは段々と腹が立って来た。最終的には何事も

ベストエフォートでお願いします、素人にはこうしか申せませんとお願いした

ところ、解る言葉で言えと来た。相手は医師かも知れないが、オヤジのなかで

インターンかUターンか知らんが若造のくせにと言う悪い感情が出て、お医者

さんがベストエフォートもご存じないのですか、と言ってしまう。やはり出世

しなかった理由がこの辺にありそうだが、冷静になると患者への影響が心配だ。

2021年4月25日 (日)

トリチウムの話

福島第一原発の、放射性物質を含む汚染水の海洋放出を政府が承認し、地元の

漁業関係者との間で、風評被害をめぐってモンチャクが始まった。かつて経験

した事の無い想定外の事態に、誰もがハッキリとした結論を出すことが出来ず

10年の時が流れたが、溜まりに溜まった汚染水の処理は、どうしても放って

おけない重要な問題ながら実に難しい問題でもある。地震でメルトダウンした

核燃料を冷却した汚染水の中には、ストロンチウムを始め多くの人体に有害な

放射性物質を含む。その汚染水を「ALPS」と呼ばれる放射性物質除去装置

を用いて浄化するのだが、どうしても取り除くことが出来ずに、最後まで残る

放射性物に「トリチウム」がある。このトリチウムを極限まで希釈して、海洋

放出しようと言うモノだ。トリチウムとは別名、三重水素と呼ばれ一つの陽子

二つの中性子を持つ水素の同位体で「T」と表記される事があるが、独立した

別元素ではない。半減期は約12年でヘリウムに変わる物質だ。トリチウム水

とはH2Oの水素原子の一つにトリチウムが付き、HTOと表される事がある。

トリチウム水の放射能は弱く、人体を貫く事も無いので放射性夜光塗料などに

使用される事があるが、三重水素自体の用途は核爆弾や中性子爆弾など物騒な

使い方が多いため、印象が悪いようだ。いずれにしろ今回、海洋放出が決った

汚染水が、本当にトリチウム水だけならば、風評被害の問題をどう解決するか

だけだが、これまで何かにつけ無知な者を騙して来た組織のこと、ALPSで

取り除いた放射性物質の処理方法と共により厳しく検証する必要があるようだ。

ただ中国や韓国に「海は日本のゴミ箱でない」と言う事は言って貰いたくない。

日本海側に打ち上げられる、オノレらの国のゴミの量を知ってからモノを言え。

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2021年4月24日 (土)

洒落にならんぞ

気が付けば、徳島の新型コロナウイルスの感染数が1000人を超えた。つい

最近まで300人か400人ほどだったので、急激な増え方だ。連日30人を

越える感染が出ていたら当然の事だが、これはどうも言う事を聞かない連中が

増えただけでなく、感染力の強い変異ウィルスに置き換わって来たからだろう。

最初のうちは少なくても、関西圏と隣接している以上、こんな数では済まない

だろうと思っていたが、予想的中だ。やはり、クラスターが出たり家族全員が

感染し出すと、こうなってしまう。今日は減っているだろうか明日はどうかと

気になるところだが、一体いつになったら、下降線をたどり始めるのだろうか。

この分ではオヤジも、ワクチンを打つ前に感染してしまうのでないかと心配だ。

先日友人とZOOMで話していたら、オヤジのブログ記事が中断したら、感染

したな、と判断すると言う。最近ネタが少なくなって来たが、こうなると何が

何でも毎日書き続けなくてはいけない。ここのところ、週に二回ほど買い物に

出掛け、土曜日には実家の用事をする繰り返しだが、こんな日常で感染をする

様になったら、大変な事になる。外食や、スナックの止まり木の感触を忘れて

しまい、気が付いたら今度は老化が進んで何も出来ないでは洒落にもならない。

2021年4月23日 (金)

それ今でしょう

三度目の緊急事態宣言が発出されようとしている。蔓延防止等重点措置の時も

そうだが、これまで週末に発出して週明けから適用するパターンが極めて多い。

そんな仕組みを、解釈よくすり抜けて本末転倒の行動をする「輩」が必ずいる。

宣言されても言うことを聞かずに「何処吹く風」の輩が居る上に、それならば

適用されるまでの休日を利用してやりたい事をやってしまえ、と言う勘違いを

している輩、いやもう「アホ」と言うべき連中のことだが、極めて遺憾である。

これではいくら緊急事態宣言や蔓延防止措置が発出されても効果は薄いだろう。

これは、叱られなければ何をやっても良い、と思っている子供と同じで、実に

お粗末な考え方だ。それもこれも元をたどれば、自分は大丈夫だと平和ボケを

している連中がいるからで最も危惧する「輩」の実態だろう。こうなった陰に

あるのは、天皇陛下のことを、国民の金で生活するため「乞食」と同等と教育

した日教組にも大いに責任があると思っている。君が代を国歌と呼ぶ事を拒否

し日の丸を国旗と呼ばせない、こんな教育が平和ボケを生む。戦場に我が子を

送り出さない様にするのと軟弱な利己主義者を作るのは別物だ。宣言の云々に

関わらず、こんな考えの「輩」たちを正すのは、翌週からではなく今でしょう。

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2021年4月22日 (木)

聖火が街に来た

オヤジの街にもオリンピック聖火がやって来た。新型コロナウイルスの感染が

急激に増えている状況の中、我が県はどの様な対応をするのか注目していたが

何事も無いかのように行われた。チョッと前から主要道路には交通規制を示す

立看板が設置され、オヤジの家の前の道路も規制の対象になる事は判っていた。

ただ、表示された時間帯が広くて、ピンポイントでの把握は出来ていなかった。

更に、オヤジの家の前の道路は、国道11号と55号、二つの主要国道に流れ

込む車両を規制するためだと思っていたので、さほど気にも留めてはなかった。

しかし、忘れかけていた頃それは突然やって来た。「ドンドコ・ドコドコ」と

大きな音楽が聞こえて来たので窓から外を見ると、ローソンの向こう、つまり

ヨットなどが停泊している「ケンチョピア」沿いの道路を、トラックのような

大きな車の側面がオーロラビジョンになった車が画像を映しながらゆっくりと

走って行く。3台ぐらいいただろうか、しまったと思いカメラを取りに戻った

が、その間に車は行ってしまった。いったんは見損なったかと後悔したのだが

何故かギャラリーが帰って行かない。不思議だな、と思っていたら暫くすると

炎が見えて来た。そして拍手が沸き起こる。こいつが本番だったのだ。しかし

時は夜、スマホに収めた画像は解りにくい。もう聖火を日本で見る事は、まず

無いだろう。もう少し真剣に準備していたら、と後悔しきりだがこれもコロナ

の影響だろう。かくなる上は感染に注意し世紀のイベントを成功させて欲しい。

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2021年4月21日 (水)

開発と言う仕事

SDGsについてはさて置き、一般企業の開発について話してみたい。開発は

企業にとって重要で、開発無くして企業の存続は無いと言っても過言ではない。

二の矢三の矢を送り出さないと、たとえヒットした商品があっても、いつかは

下降線をたどるからだ。そんな開発製品の多くにマスターベーション的製品が

多い。これは開発者が企業組織の中で隔離された部署に居ることが多いからで

顧客のニーズを十分に拾えなかったり、ニーズを拾って来る組織との、十分な

コミュニケーションが出来ていなからだ。今の世の中、ISOの究極の目標に

顧客満足度が掲げられる様に、顧客の要求を無視し、開発者の側から一方的に

これイイでしょう、と言った製品はダメだ。しかし採算を度外視し、開発者の

自己満足だけの製品が結構多いのも事実だ。現在は、顧客が評価してナンボの

時代になっているわけで、これから伸びる企業は顧客の痒い処にいつでも手が

届く様に、細やかな要求が満たされている製品を作る企業である。ある意味に

おいてはムダを増やしたり、合理化に反する矛盾が生まれ出るケースもあるが

そこを如何に乗り越えて行くか、というコトも開発の仕事の一つになるようだ。

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