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2021年8月

2021年8月31日 (火)

努力の差を見た

東京2020パラリンピックが開幕した。オリンピックと比べると華やかさは

少なく、放送するテレビ局の数も限定されている感があるが、情報化が進んで

これまでは知らなかった出場選手たちの生い立ちや、障害に至った経緯などが

詳細に紹介されるようになった。それらの放送を見るたび、オヤジはこれまで

生きて来た世界の「狭さ」を感じずにはいられない。更には「努力」って一体

何だろうか「喜び」って「幸せ」って、と次々に「?」が浮かび上がって来て

これまでの自身の生き方を省みる時間が生れた。もはや、健常者以上の感性と

優しさ、そして時としてオヤジさえも敵わない身体能力は、どうして生れるの

だろうか。そこには尊敬こそあれ、哀れみなど微塵もない。身体的ハンディを

除いて、すべてに渡り障害者のほうが勝っている。このハンディをハンディと

感じていない人も多くいる現実を考えると、我々健常者は、彼らが経験をした

想像を絶する努力を行ってこそ、初めて「対等」だと言う理屈になる。今回の

パラリンピックや先日の24時間テレビなどは、自身の生き方を見つめなおす

良い機会かも知れない。この今の気持ち、もう少し若い頃に気付いていればと

思うのだが人間はそんな生き物かも知れない。我々はまだまだ努力が足りない。

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2021年8月30日 (月)

福井県に学ぼう

連日、福井の話題がテレビから流れるようになった。新型のコロナウイルスの

感染が激化し、全国的に医療機関がひっ迫して来ている中、感染者を自宅療養

させない方針を貫いている件についてだ。実に素晴らしい政策で、もうこれは

オヤジの地元と「田舎論争」などするレベルではない。日々の感染者数や累計

感染者数では似たり寄ったりの数字を示しているが、自治体としての根本的な

考え方と、アクションの速さが全く違う。感染が始まった当初、マスク不足の

対策として打ち出した整理券の配布と言い、医療機関のひっ迫を先読みしての

体育館内への臨時病床設置など、様々な対策が功を奏している。この考え方と

アクションの差は、一体何処から生れて来るのだろうか。当然、自治体の長や

実務者の考え方による部分は大きいだろうが、単にそれだけの理由なら、他の

県も相次いで追従して来ても良いハズだ。そこにはもっと大きな抜本的理由が

あるのだろうがオヤジからすればそれが羨ましくてならない。先日、福井県の

杉本達治知事と菅総理以下、加藤官房長官、西村経済再生相、田村厚生労働相

赤羽国土交通相らが首相官邸で会談し、福井方式の聞き取りが行われたようだ。

これが、画期的な方式に耳を傾けている様に見せる「ジェスチャー」だけなら

杉本知事の貴重な時間と東京までの出張経費が無駄になる。全国知事会の会長

の座を降りることになった何処かの知事も含め、今からでも大いに福井に学べ。

2021年8月29日 (日)

音声増幅器作る

長雨とコロナ禍での自粛生活で、外に出る事が少なくなると、ブログのネタが

どうしても趣味の世界のモノになってしまい、興味の無い方には申し訳なしだ。

本日もまた工作をひとつ紹介させていただく。今回は、ラジオの音量アップだ。

我が家には、短波帯の無線機は多いが「ラジオ」と称する物が少ない。一つは

遊び半分で作った、子供だましの「ゲルマニウムラジオ」もう一つは10年前

日赤に入院した際に買った「イヤホンラジオ」の二つだ。当然の事だが前者は

ローカル局しか入感しないし、後者は内臓のスピーカーでは音が極めて小さい。

やはり台風シーズンを前に一つぐらいはしっかり情報が取れるラジオが欲しい。

そこで思いついたのが、イヤホンラジオの「音声増幅」だ。工作だと言っても

簡単なモノで、使用しなくなったパソコン用スピーカの一つを使い、ラジオの

出力を増幅してやるだけだ。スピーカーは電池とACアダプターの両方使える

仕様なのがよい。スピーカー本体にマジックテープでラジオを固定、イヤホン

ジャックからの音声をスピーカーに送り込むだけだ。やはり大きなスピカーは

良い。軽快なる音質で、甲子園球場での高校野球の実況中継が飛び込んで来た。

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2021年8月28日 (土)

プライム会員に

やっぱりAmazonは凄い。近年、これだけ急成長したのには、それなりの

理由がある訳だ。Yahooで検索を掛けると何でもかんでも最初のページに

Amazonが登場する。こんな物、Amazonでは販売していないだろう

と思われるような商品から、こんな物、専門店しか無いだろうと思う商品まで

多岐にわたって出て来る。しかも、いずれの商品もそこそこ安い、と来ている。

もう鬼に金棒、金太郎にマサカリだ。更に、発注日の翌日か翌々日には商品が

自宅まで送られて来るのだから、顧客満足度は高いだろう。そういうオヤジも

もう巷から消えてしまったモノと一時は諦めた、プリント基板作成のテープを

Amazonで見つけた。元々の商品はサンハヤト社の「ハヤテープ」と言う

ものだが、メーカーが製造を中止し手に入らなくなった巻きテープだ。何とか

手に入らないかと調べたところ、プラスチックケース表面にIC-TAPEと

書いてあった事から別名で検索したところ、Amazonで出て来たのである。

用途にプリント基板の回路作成などと言う項目は一切なく、裁縫などの用途に

なっていたので、同じ品物かどうか心配したが、送られて来たテープは間違い

なくハヤテープそのものだった。一体どうなっているか解らないが、いずれに

しろこれで基板が書ける。同じ様にエッチング用の塩化第二鉄液も見つかった。

コロナ禍で更に重宝するAmazonだ。遂にオヤジはプライム会員になった。

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2021年8月27日 (金)

FF試験基板③

プリント基板の「てんぷら」(エッチング)が終わったら次は穴開けの作業だ。

やはりこんな時は、ミニボール盤が欲しい。電動ドリルで1ミリ以下のキリを

使うと、穴が開くたびに折れてしまいそうな感じがして怖い。福井の鯖江では

めがね工具屋の談合により高かったミニボール盤も、他県ではグッと安くなる

ので、一度真剣に検討してみたい。穴開けが終わったら基板にパーツを刺して

ハンダ付けして行く。この時に注意するのはトランジスターの足だ。エミッタ

コレクタ・ベースの3本足の位置を間違わない様に付けて行く。あとは抵抗と

コンデンサだけなので、特に難しい点は無い。最後に回路確認用のLEDだが

この極性を間違うと点灯しないのでアノードとカソードを確認してハンダ付け

をする。足の長い方がアノードでプラス側、短い方がカソードでマイナス側だ。

これで一応完成、試験用の電源を接続してスイッチを押す。LEDが点灯した。

もう一度スイッチを押すと消灯する。フリップフロップの実験成功だ。こんな

極めて基本的な電子回路の工作だが、現在のコロナ禍での自粛には最適である。

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2021年8月26日 (木)

FF試験基板②

やはり工作の材料が豊富にあるのは良い。一時、もうプリント基板が書けなく

なるかも知れない、と戦々恐々としていたのを、残り少ない昔の接点シールを

見ながら想い出している。メーカーが生産を中止した理由は、プリント基板の

スタイルが「写真転写」になったからだ。その背景には「レジスト」の進歩と

普及があり、アマチュアと言えども、オヤジの様に「手描き」で作成する者が

少なくなったからだ。日光写真の原理で、レジストを塗布した基板に、光線を

照射してやると、光を浴びた部分と浴びなかった部分で回路が出来る仕組みだ。

オヤジもそろそろ、この方法に切り替えた方が良いかも知れないが、チマチマ

回路をシール転写して行くのもまた楽しく、未だにこの方法で書いている訳だ。

オヤジが初めて師匠にブリント基板の工作を習った頃は、油性のサインペンに

補充インクを入れ、少し液だれ気味にして回路をフリーハンドで書いたものだ。

見た目は悪かったが、回路が書けていたらモノは出来た。そんな頃から思うと

シールは重宝だ。ただ今回は「ハヤテープ」という商品名の、回路線を引いて

行く細いテープの接着剤が、経時変化で着かなくなっており、改めて接着剤を

つけながら作業をしたので線が綺麗に引けなかった。このテープも生産中止に

なっており、シール在庫が見つかっても一難去ってまた一難だ。何か代替品を

探したい。果たして少々ガタガタながら、エッチングの作業まで無事終了した。

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2021年8月25日 (水)

FF試験基板①

久々にプリント基板を書いてみた。回路はFFの試験回路だ。FFと言っても

自動車の前輪駆動の事ではなくフリップフロップの略だ。フリップフロップは

同じ動作を繰り返す事で、例えば一度押したらスイッチがONになり、続いて

押したらOFFになる様な動作の事を言う。簡単なICかトランジスタなどが

必要になるが、ホールド機能が付いているスイッチが要らずに、押した時だけ

接点が入り離したら切れるスイッチが使えるメリットがある。今回この回路を

書いてみようと思ったのは、先日Hardoffで買って来た扇風機が不良品

だったからだ。結局コードの断線と接触不良を直して事なきを得たが、一時は

基板から作り直してやろうと思って準備をしていた。更に、もう一つオヤジに

とって嬉しい事があって、背中を押した。それは、パーツ店でんでんハウスで

製造中止になったハズの、転写シールを見つけたからだ。プリント基板を書く

際に、抵抗やコンデンサ、トランジスタなどの部品を取り付けるための接点に

なるシールで写し絵のような物だ。メーカーの生産中止で、特殊シールを除き

手に入らなくなったと聞いていたが、その在庫が見つかったのだ。ある分だけ

買い占めて来たが、暫く使える。早速シールを使い基板への回路を書き始めた。

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2021年8月24日 (火)

三端子簡単指南

本日のタイトルは中国風に書いてみた。「指南」と言えば何か偉そうであるが

これは「ガイド」と言う意味で、日本語の解釈とは少々異なる。第一、オヤジ

自身が専門家でもないのに、偉そうに言えるハズもなく、今回はオヤジが知る

範囲で、電子部品「三端子レギュレーター」を簡単にガイドしてみたい。この

三端子レギュレーターが誕生して、電子業界は大きく変わったと言っても過言

ではない。そんな部品の役割は「電圧の安定化」だ。三端子レギュレーターの

誕生で、この電圧の安定化が容易に出来るようになった。現在では、USBの

電源に用いられている正確な5V電源は、ほとんどが三端子レギュレーターに

よって作られている。この三端子、入力の電圧に多少変動があっても、正確に

決められた電圧を出力するところが凄い。一般には出力される電圧は、部品の

規格により決まるが、今回買って来たのは5Vと6Vとの二種類だ。使い方は

左端子と中央端子の間に直流電圧を掛けてやると、右端子と中央端子との間に

規格によって決められた正確な電圧が出て来る仕組みだ。もちろん入力電圧は

出力電圧よりある程度高くなくてはいけないし、上限の範囲も規格で決まって

いるが、この範囲で電圧が変動しても出力が一定だから凄いわけだ。オヤジの

ARDFの受信機も、当初は単三乾電池4本の6V仕様だったが、競技途中に

この電圧が6Vから下がって行き、受信感度が変わって行った。そこで9Vの

角型電池に替えて6Vの三端子を取り付けた。つまり9V入力から6V出力を

取る方法にしたところ、電池の電圧が8.5V、8V、とダウンして行っても

競技が終わるまで受信機には6Vが供給され続ける。こんな便利な部品なのだ。

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2021年8月23日 (月)

トラウマの風化

今年も24時間テレビが終わった。まだエンディング曲の「サライ」を聞くと

少しだけグッとくるモノがあるが、このトラウマも30年の時を経てようやく

懐かしい想い出の一つになって来た感がある。放送を通じて、まだまだ人間は

捨てたもんじゃない、人に感謝しながら、自分が出来ることを一生懸命やって

生きて行く大切さを学び、明日からは違った生き方をして行こうと思うのだが

気がついたら、また不平不満を言っている自分がいる。この繰り返しを、何度

重ねて来たか知れないが、今になって思うのは失敗して良かったと言うことだ。

苦しみが多かった分、他人に優しく出来るようになった、とは思えないまでも

もし順風満帆に経営者を続けていたら、きっと横柄な天狗になっていただろう。

それは家内も同じ事を言う。失敗して良かったのだと。失敗以降に努めた会社

では、多くの先輩やお客様に教えを乞い、失敗したが故にそれらを素直に聞く

事が出来た。商売は売る方が偉いわけでも、買う方が偉いわけでもなく対等で

ある事も悟った。お客さんとも真剣に接した。お陰で、仕事を離れた現在でも

お付き合いさせて貰っている先輩や友人が出来た。これは極めて大きな財産だ。

それまで仕事上で親しくしていても、仕事を離れた途端、疎遠になってしまう

人は数限りなくあったが、そんな意味では「本物」の友人・知人が出来たのは

あの失敗があったからだ、と思えるようになった。長い年月が経ったが、また

今日から新しい生き方に挑戦をする。そして、まだまだ本物を探したいと思う。

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2021年8月22日 (日)

オヤジ御用達店

また近くの電子パーツ店に出掛けた。ここのところ、工作に必要なパーツ類を

買い求めるだけでなく、今すぐ必要ではないパーツまで、小遣いの許す範囲で

少しずつ買って帰るようになった。東京の秋葉原や、大阪の日本橋とは違って

部品一個当たりの単価は高いが、これは仕方がない。もはやオヤジが利用して

いる「でんでんハウス」は、地元でたった一店になってしまった貴重なパーツ

ショップだ。市外にもう一店あったが、このほど閉店ガラガラが決まったので

ラストワンと言うわけだ。そんなお店が「竿竹屋」のようにやって行けるのは

ご主人が電気工事関係を手広く営んでいるからで、パーツショップは奥さんの

担当、いわば副業のようなものだ。パーツ類に関しては何でもよく知っていて

とても頼りになる。オヤジも顔なじみになり、最近はチョッと世間話しをして

帰るようになったが、特殊品を除き大体のパーツは手に入るので重宝している。

そんなお店から今回は、三端子レギュレーターと放熱版を買って来た。これは

意外に便利なパーツで、使い方次第では面白いものだ。この紹介はまた改めて。

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