大晦日のオヤジ
今年も気が付けばいつの間にか大晦日だ。現役時代は、忘年会や大掃除などと
言った年末行事を経て御用納めの日を迎えるため、日にちの感覚がハッキリと
していた。しかし、サンデー毎日にはそれが無い。いつもと同じような日常が
繰り返され、日だけがただ過ぎて行く感じのまま、明日にはもう新年を迎える。
つまり、これまで以上に「大晦日と元日は何が違うの」と思う感じが深まった
気がするのだ。そんな2021年も、新型コロナウイルスに翻弄されて、何も
しない、何も出来ない一年だった。ここに来て、ようやくトンネル出口の光が
見えて来たと思ったら、今度は新しい変異株がギリシャ文字の割当てを進めた。
再び日々の感染者数が頭を持ち上げて来た年末だが、年明けのデーターが怖い。
来年こそは、と思いつつも、さっき寝たと思ったら、さっき起きたと思ったら
さっき食事をしたと思ったら、など気付けば同じ事を繰り返し、更に加速度を
付けて過ぎて行く日々が実に空しい。こんなに速い一日の繰り返しは、老人を
より老人に変えて行く。2年間辛抱したのだ、せめて来年こそは好きなことを
少しはさせて欲しい。人間がウイルスに滅ぼされるSFの筋書きは見たくない。
2021年も下手なオヤジのブログをご愛読頂き、ありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。2022年が皆様の良いお年になります様に。