年度末におもう
今年も年度末がやって来た。3月末が決算の会社に勤務した事がないオヤジは
役所関係を中心とした期末状況しか判らないが、やはり忙しいものなのだろう。
しかし数字が一つ増えるだけで、翌日から全く使えず、廃棄処分される運命に
ある書類などの無駄を考えると複雑な気持ちになってしまう。「予算」と言う
体の良い響きの金は、宵越しの銭を持たない江戸っ子の如く、たとえそれらが
不要の使途だと解っていても使い切る。そうしないと次年度の「予算が」貰え
ないからだと言った悪しき慣習がより拍車を掛ける。爪に火を点すともす様な
思いで交際費を削り、社内配布文書は失敗コピーの裏面を利用する、と言った
経験をして来た企業人からすれば別世界の話しだが、これ全て自分たちが努力
して生み出した金か、税金と言う他力本願の金か、による使い方に他ならない。
役人も企業人たれと言う事なのだろうが、この溝が埋まる事は無いのだろうか。