« 2022年5月 | メイン | 2022年7月 »

2022年6月

2022年6月30日 (木)

暑いぐらい我慢

今年は各地で、異例の「6月梅雨明け」が発表された。しかしこいつは怪しい。

こんな時は「戻り梅雨」が心配になる。実際に徳島県地方は、連日南国特有の

あのスッキリした夏空は見られず1日の何処かでゴロゴロと夕立がやって来る。

関東では相次いで記録的猛暑を報じており、全国でどこが一番暑いかを競って

いる様だが、実におめでたい話しだ。そりゃそうだろう、これほど長年に渡り

地球を虐めてくれば、気温も上がるというものだ。夏涼しくて冬温かい生活を

望み、雨でぬかるみが無くなる道路になれば当然のことである。これらは全て

我々人類が希望したことで、これにより気温が上昇するのは自然の摂理である。

ある意味、平均気温の上昇程度は辛抱の範囲だとオヤジは思う。心配なことは

もっと大きなツケが廻って来ることだ。人類は「代償」と言うことを考えずに

文明を発展させて来た。更には「辛抱」や「限度」と言う事を意識せず、更に

上を上をと目指して来た結果がこうだ。正直今頃になって、やれ二酸化炭素の

削減だとか、レジ袋がどうこうと言っても手遅れかも知れない。しかしこれを

やらなくては、我々の子孫が大変な事になってしまう。一人一人が出来る事は

小さいかも知れないが、少なくても「暑い」ぐらいは我慢が必要かも知れない。

Skodksn

Krktkms

2022年6月29日 (水)

ダメだこりゃあ

世の中には「便利」だとか「不便」だと言う評価があるが、これのどちらにも

属さないものがある。少し前にAmazonで買った、ワイヤレスキーボード

がそれだ。どんなものかと言うと、インクの出ない万年筆、摺りガラスレンズ

入りの眼鏡、ゴムの切れたパンツ、みたいなもので全く用を足さないのである。

つまり、キーを叩いてもPCモニターの画面に文字が出ないキーボードなのだ。

これまでキーの配列が悪かったり、キータッチの感触がイマイチだったものは

あったが、接触不良のキーボードは初めてだ。特に湿気が多くなって来てから

この症状が顕著に表れるようになった。分解して、接点復活剤で磨いてやると

しばらくは調子が良いが、すぐダメになる。メーカーはELECOMであるが

中国製だと書いてある。しかしながらこの現象はキーボードでは致命的である。

これまでAmazonの商品は、前述の便利・不便はあったものの、これほど

使えなかった商品は初めてだ。思わず、レビューに書き込みをしてしまったが

このレビューを書くだけでも普段の何倍もの時間が掛かってしまう始末である。

ほどなくオヤジのコメントが掲載されたが、さくらチェッカーも低評価だろう。

Wlkbbyaz

2022年6月28日 (火)

またまた当たり

またまたHardoffでマザーボードを拾って来た。いつまでこのイタチを

追っかけ回す「ごっこ」が続くのだろう。年代は古くても性能の良いCPUが

手に入ると、それに合うマザーボードが欲しくなる。マザーボードの良いのを

見つけると今度は、それに搭載するCPUを探してしまう繰り返しだ。しかし

今回のマザーボードは掘り出し物であり、ジャンク箱の中から、連れて帰って

くれと訴えて来たから困ったものだ。それでは再び活躍するかと持ち帰ったが

本当にパソコンとは面白いもので、第二世代や第三世代のCPUやマザーでも

そこそこサクサクのマシンが組める。これが組み立て派を虜にしてしまうので

あるが、今は何よりジャンクで拾って来たパーツを試験する時のワクワク感が

たまらない。マザーボードにCPUを載せ、メモリーを1枚だけ差し、電源を

つなぐ、と言った最小構成で試験するが、BIOSの画面がモニターから出力

されると何とも言えない幸せな気分になる。今回のマザーもすぐに試験したが

正常にBIOS画面が出た。よしよしである。今思えばこれが有ったからこそ

三年もの間、コロナ自粛が続けて来られた訳だが、再び増加傾向が心配である。

Asmb01

Asmb02

Asmb03

Asmb04

2022年6月27日 (月)

細やかな知恵袋

話しは次々と続くもので、今日はキャセイ航空に関連した航空運賃のお話しだ。

これは台湾で仕事をしていた頃の話しだが、この時勤めていた会社の交通費は

定額支給だった。つまり公の資料に載っているノーマル運賃が支給されるのだ。

経理部が認識していればそれでよく、何か手段を講じ、それより安く買うのは

社員の器量と言うわけだ。当時、大阪伊丹空港から台湾の中正国際空港までの

往復航空運賃は、日本アジア航空が116100円で、この金額が支給された。

はてさてこいつを如何に安く買うかだったが、当時は今の様に格安チケットを

販売する店は無かったので結構苦労をした。多くの旅行会社を廻り、それぞれ

のツアーで持っている航空運賃だけを切り売りしてもらう「エアオンリー」と

言うのを良く利用したものだ。ツアー客が予定人数集まらなかった時、空席で

飛行機を飛ばすより、航空運賃だけ安売りした方が良いだろうと言うシステム

だったが、こいつはいつでもある訳ではなく、たくさんの旅行会社をこまめに

廻らなくてはいけなかった。そんな時に知ったのが、日本と海外の航空会社の

運賃の差だった。つまり海外から日本への往復航空券は6掛けぐらいの金額に

なるのだ。しかし現地で購入しないとこの金額では買えないと来ている。実に

嫌らしい仕組みだ。そこで知ったのが「ラウンドチケット」だった。俗に言う

肉を切らせて骨を切る、と言うヤツだ。一度片道の運賃で日本から香港に飛ぶ。

香港はキャセイ航空の本拠地、そこのカウンターで香港→台湾→日本→台湾→

香港のラウンドチケットを買う。日本→台湾→香港の旅程は、オープン扱いに

しておく。1年以内に台湾へ再訪が確実ならば、台湾→香港行きのチケットを

利用せず、破棄しても116100円よりも安いと言う矛盾した仕組みだった。

年に何回も訪台するのなら、面倒でも香港まで行ってこいつを繰り返せばよい。

今はLCCの普及で随分安くなったが、当時は会社員の細やかな知恵であった。

Cathayhk

Cathayck

2022年6月26日 (日)

香港での想い出

香港の話しをもう一つ、今度は悪い話しではない。我々は香港を「ホンコン」

と発音する。実際に、アルファベットでも「HongKong」と書かれるが

これは英語読みであり、中国人たちは「シャン・ガン」と発音するのが普通だ。

余談になるがその昔、HongKongと書いてホンコン、PingPong

と書いてピンポンなら、どうしてKingKongと書いて、キンコンと言わ

ないのかと言って顰蹙を買ったオヤジだが、要するにHongKongはそれ

ほどイギリス色が濃い場所だった。ロンドンでお馴染みの二階建てバスが走り

フラッグキャリアだったキャセイパシフィック航空のパイロットは、ほとんど

英国人だった。今思えば大らかな人たちだったのか、セキュリティが甘かった

のか解らないが、飛行機好きのオヤジだと知るとよく操縦室に案内してくれた。

これは他の航空会社では記憶が無い。そんなキャセイ航空のパイロットたちは

ひいき目無しでハイレベルだと思っている。何故なら、当時もっとも離着陸が

難しいとされていた香港啓徳空港(カイタック空港)を、ホームグラウンドに

していたからだ。海側からのランディングはまだしも、高層ビル群が建ち並ぶ

山側からの進入はもはや神業だった。商談中、大きな爆音が近づいて来たので

窓を開けると、目の前に旋回中の飛行機のお腹があったのには度肝を抜かれた。

新しい空港が出来、もうあのスリルは見られなくなったが、想い出のひとつだ。

ちなみに当時、百万ドルの夜景が点滅しなかったのはこの空港があったからだ。

Cxcarea

Hkktk02

Hkktk03

Hkktk01

2022年6月25日 (土)

良きも悪しきも

話しとは不思議なモノで、書いていると次々にネタが生まれて来る。やっぱり

何を書こうかと悩むより、何でもよいからキーボードを叩くべきかも知れない。

今回も香港の話しの続きだが、書いていると色々な思い出がよみがえってくる。

それは良い事も悪い事もある。オヤジは自身の仕事を振り返ると、全般的には

比較的自由に仕事が出来たような気がするが、こと「経費」については、結構

厳しく抑圧された企業に勤めたようだ。もちろん経費を節約するのは当たり前

だがモノには程度というものがある。思い起こせば、台湾での滞在費に始まり

経営者時代の香港出張も同様だった。当時、観光のメッカだった香港は、観光

ホテルが中心で一般のビジネスホテルは少なく、宿泊の予約も取り辛かったが

四苦八苦してやっと取ったリーズナブルなホテルを「贅沢」だと言われた事が

ある。金額にして1泊1万2千円ぐらいだったと思うが、当時の香港では安い

ホテルだった。しかし九龍城の近くには、もっと安いキチン宿がたくさんある

だろうと言う。一度自分で予約をしてみろ、と返してやったが、言った本人は

その後、放漫経営で会社を火の車にしてしまうのである。得てしてこんな奴が

他人には厳しく言う。話しは戻るが、そこそこのセキュリティの安宿に泊まる

オヤジは「ティファニーで朝食を」ではないが、せめて朝食ぐらいはと香港を

代表する豪華ホテル「ザ・ペニンシュラ香港」で食べたものである。まあ零細

企業の経営者としては、これが精一杯の細やかな抵抗だったが、あまり経費を

ケチるとそれ以上の悪事に手を染める輩も現れる。会社とは実に難しいものだ。

Hkysyd

Hkpshtl

Hkpshtlb

Hkpsm03

2022年6月24日 (金)

また象徴消える

中国料理の話しを書いていたら、香港の水上レストランが水中に消えた話しが

飛び込んで来た。有名な水上レストラン「珍寶海鮮舫(通称JUMBO)」だ。

かつては香港旅行の定番で、ツアーの旅行には必ずと言ってよいほど、ここで

豪華中国海鮮料理を食べるコースが組み込まれていた。そんな香港を代表する

名所だった。香港が中国に返還後は、あまり話題に上らなかったし、最近では

新型コロナの影響から海外旅行そのものが下火になり、経営難に陥っていたと

言うことだ。そのため別の港に停泊させるため移動していたようだが、移動先

などは判っておらず、更には資本主義のシンボルの一つを中国政府が葬ったと

言う陰謀説も囁かれているようだが、西沙諸島の付近まで曳航していたところ

波を受けて沈んだと聞いた。詳しい状況はまだ解らないが、また一つ懐かしい

歴史が姿を消してしまった。オヤジが香港に行くようになったのは、メガネの

経営者をしていたころだった。訪問先が近かったこともあって、停泊していた

香港仔(アバディーン)のJUMBOはよく目にしていた。実際に食事をした

ことは無かったが、いつかは訪れてみたいと思ったものだった。まだ九龍城も

取り壊す前で、ビクトリアピークから眺めた夜景と共に、今もわすれられない。

Hkjmb02

Hkjmb01

Hkjb03

Hkjmb04

2022年6月23日 (木)

麻婆豆腐の話し

続く円安に、昔の仕事を思い出してしまったオヤジだが、そろそろ中国料理に

対して禁断症状が出始めたようだ。無性に食べてみたくなった。最近テレビで

本場の麻婆豆腐を汗をかきかき食べる番組があったが、どうもあの番組を視て

から症状が出始めたようだ。日本人のイメージからして辛い料理として有名な

場所は「四川省」だろうが、オヤジの中では新型コロナで有名になった武漢が

ある「湖北省」も有りだ。湖北の料理も、四川に負けず劣らず辛いモノが多い。

しかし、どこもみんな「癖になる辛さ」なのである。言い換えれば、ダメだと

思っていても箸やスプーンを置いた途端、また口に運びたくなるのだ。そんな

本場の中国料理に対して禁断症状が出たようだ。こんな時、都会に住んでいた

ら、食べに行く店もあるのだろうが、何さま田舎ではどうすることも出来ない。

ところで「麻婆豆腐」の名前の由来をご存知だろうか。元々の「麻」の意味は

痘痕(あばた)を表すことから、四川に住む痘痕の婆さんが作った豆腐料理と

して中国全土に広がったものだが、痘痕の印象が悪いことから中国ではその後

麻辣(マーラー)豆腐と言う名前になった。「辣」も「辛」と同じ辛い意味で

唐辛子が入っている事を表す。同時に「麻」は中国語で痺れる、と言う意味で

あり、こちらは「山椒」のことなのだ。従って山椒の入っていない、ただ辛い

だけのモノは麻婆豆腐とは言わないそうだ。こんなところにも拘りがある様で

日本に来た中国人が、単に唐辛子だけの麻婆豆腐を食べない理由がそこにある。

Szryori

Mbdofu

Ckmbdf

Hnsnsyo

2022年6月22日 (水)

円安に昔を想う

円安が止まらない。オヤジが原材料購入の担当をしていた約15年間で、一番

円が安かったのは1ドルが125円ぐらいだったため、その頃と比べると更に

10円ぐらい安くなっている。こいつは購買に携わる担当者はさぞ大変だろう。

対、中国元との為替も1元が約20円とオヤジの頃からは1元あたり4円から

5円ほど安くなっている。こうなれば、もはや海外旅行が高くつく、と言った

レベルの問題ではない。おまけにこんな時、新型コロナの影響で出張が難しい

となると、どうやって海外のメーカーと価格交渉をするのか心配だ。オヤジが

勤めた福井の化学会社も、多くの輸入原材料を購入している。現在の担当者の

プレッシャーは相当なものだろうとお察しする。この円安の背景には、米国と

日本の金利差が影響している様だが、この差の是正は簡単には行かないだろう。

これまでの為替変化の戻しは、日銀の総裁が代り、新しい政策を打ち出した時

に多いが、もし今回もそうならば来年の4月までは、このままの推移だろうか。

Enysu02

Ynysu01

Usdcny

Jpusknrs

2022年6月21日 (火)

塞翁が馬的出費

掘り出し物のパソコン用電源を手に入れたため、Amazonで余分の出費が

生れた。コネクタのピン抜き工具を買ったからだ。ひと昔前のパソコン電源は

多くの電源ケーブルが太い束になってBOXのブッシュ穴から出ていた。この

ケーブル類は全て使用する訳でなく、必要なものだけ使い、残りのものは結束

バンドで束ねておいた。従ってパソコンのボックス内は、不要なケーブル類で

混雑する事があった。それが最近では、電源ケーブルがモジュラー式になって

必要なケーブルだけ接続して使用できる。不要なケーブル類を接続しないので

パソコン内をスッキリまとめる事ができる様になった。このモジュラー方式の

ケーブル類、パソコンを組み立てるたびに結構余って来る。何故ならこれらの

ケーブル類を全て使い果たすようなハイスペックのマシンは組立てないからだ。

残るケーブル類は同種類のものばかりでなく、その電源に付属されていた数に

よって種類は変わる、次の組み立てで使用する電源ケーブルが足りない場合は

前の組み立てで残ったケーブルが使用出来ると「ラッキー」の一言だ。しかし

ここで困った事が起きる。メーカーによって、電源側モジュラーの出力電圧の

ピン配列が違っているからだ。パソコン側はコネクターの種類と配列によって

電圧は決まっているが、電源側がテンでバラバラなのだ。結局そのまま使用が

出来るのは電源に付属されていたケーブルだけになる。前置きが長くなったが

この電源ケーブルのコネクター配列を組み替えるため、コネクターピン抜きを

買った訳だ。このピン抜きの出費は、必ずや塞翁が馬となってくれる事だろう。

Pnkst01

Pnkst02

Pnkst03

Pnkst04