オシッコの始末
先の記事で書いたデジタル拡大鏡をどうこう言う前に、まずアナログ拡大鏡を
試してみようと思った。もう随分以前に買った物だが、ヘッドマウントと言う
頭に付けるスタイルがどうも物々しく、どうしても細かい作業は「老眼鏡」に
頼って来た。しかし、使わずにしまっておいても意味が無いのと、老眼鏡では
どうしても拡大率に限度があるため、一度どのくらい効果があるのか試すべく
タンスから出してみた。この拡大鏡2枚の合わせレンズで倍率が変えられる上
もう1枚右側の目にレンズが付く。レンズの左右、コメカミ部分に当たる場所
から2か所、それぞれスイッチを入れるとライトが点灯して、拡大する対象を
照らせるようになっている。電源は、左右のホルダーに単四乾電池が2本ずつ
入っている。久々にスイッチを入れてみたが、点灯しない。電池切れかと思い
開けて見ると乾電池がオシッコをしていた。やはり100均の乾電池はこんな
ところに影響して来る。早速掃除に取り掛かったが、こいつがなかなかタチが
悪く、金属接点を腐食させてしまっている。長い時間を掛け丁寧に取り除いて
行ったが、スイッチも接触不良になってしまっていた。接点復活剤を塗布して
切れた配線をハンダ付けしたが、その際フィラメント電球をLEDのライトに
替えてしまった。新しい仕様でスイッチオン、電子基板の細かい部分までよく
見える。これは随分ハンダ付けが楽になったが、同時に手の震えも拡大される。