想い出の品発見
実家を整理していると懐かしい物が見つかった。弓道の「弓掛」と「弦巻」だ。
弓掛(ゆがけ)は右手の親指・人差し指・中指の3本にハメ、弓を引く時使う
鹿革と牛の角で出来たグローブのようなものだ。弦巻は、弓の弦が切れた時の
スペア用の弦を巻いておくためのもので、TVなどでよく見る、鎧兜の武将が
太刀と一緒に腰にぶら下げているヤツだ。これは、紙紐を編んで自分で作った
ものの様だが、残念ながら巻かれていた弦は、長い年月で表面に塗ってあった
松脂がカラカラになっていて、使ったら一発で切れてしまいそうになっていた。
弓掛の方はまだまだ綺麗だった。今買ったら結構高価だろうと思うが、こんな
貴重な道具が出て来たのには本人が驚いた。四ツ矢などは、弓道を止める時に
これから始めたいと言う従弟に譲った記憶があるが、もう何もかも無くなって
いると思っていた道具が一つでも出て来たのは嬉しい。ゆったりと弓を射って
体力を維持する年齢に達したが、何さま肝心の「弓」が、手に入り難いと来て
いる。こんな道具が出て来たら、再開する色気も出て来てしまうオヤジである。
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