最近の電設事情
久しぶりに本格的な電設工事を行ったが、長い時を経て工事の方法や利用する
部品などに大きな変化が見られ、眼から鱗の連続だった。昭和49年オヤジが
就職した頃に建てられた実家は一度両親がリニューアルしているが、築年数は
結構古い。綺麗好きの両親が大切に使って来た家なので、今回の手直しでまだ
10年や20年は十分住めるだろう。話しをしたかったのは古い家に使われて
いたネジ類だ。電気設備にしても何にしてもほとんどが「マイナス」のネジが
使用されていた。この時代もう「プラス」ネジは存在していたと思うが、この
マイナスネジの取り外しにどれほど苦労した事だろう。作業性がまったく違う。
錆びていたりすると溝にドライバーが入らなかったり、空回りしたりするのだ。
次に驚いたのは、電線と電線の接続だった。屋内配線に使用されている1.6
や2.0の電線同士を接続するために、オヤジ達がよく使った「スリーブ」と
呼ばれる線と線を両側から差し込んで圧着する筒や、線を全てまとめて圧着を
掛ける「端末」と言うパーツがほとんど使われなくなっている現状だ。これら
パーツ類が完全に姿を消している訳では無いが、最近では電線と電線の接続に
圧着はあまり使用しない様で、銅線を「差し込み」で接続するパーツが主流に
なっていた。空調機などの電力供給端子も同様で、ねじ止め端子は無くなって
全てこの電線の直接差し込み方式に変わっていた。医者も電気工事士も同様で
変化する世の中への対応は、何事も勉強して行く事しか方法は無いようである。
今の配線はこんなに変化なの、りっぱやね、安全になってるわ。
投稿: 東尋坊 | 2023年12月25日 (月) 16:53
今の配線はこんなに変化なの、りっぱやね、安全になってるわ。
投稿: 東尋坊 | 2023年12月25日 (月) 16:53