見返りは求めず
オヤジの中で「本末転倒」「愚の骨頂」だと思っている事がある。但しこれに
関しては肯定的な方も多く、あくまでオヤジの個人的見解として書いてみたい。
オヤジが前述のように思っているのは「ふるさと納税」だ。年末に入りCMも
より多くなったが、これほど人間の「物欲」をあからさまに呈している現象は
ないのではないだろうか。確かに魅力的なシステムであり全国各地の返礼品を
求めて利用者は一喜一憂しているが、何か勘違いしていないだろうか。納税は
本来、見返りなど無くても納めなくてはならない国民の義務であり、返礼品は
あくまでもオマケだ。それにもかかわらず、豪華な返礼品を求めて、少しでも
良い商品、値打ちのある商品、自分が欲しい商品が貰える先を探す。オヤジは
これが気に入らない。ただ、ふるさと納税を全面的に否定している訳ではなく
返礼品を貰うためだけに、必死になっているのがイヤなのだ。そんなことなら
買い物をすれば良い。こんな事を言っているからお金が貯まらないのだろうが
本末転倒に思えて仕方が無い。地方自治体も地方自治体だ。納税額とイコール
場合によったらそれ以上に価値のある返礼品を「エサ」に、納税者を募るなど
チョッと可笑しい気がする。本来は、そんなエサが無くても納税をして貰える
ような魅力的な地方自治体であるべきではないだろうか。これに関しては既に
そう言った仕組みがあるのだから、とやかく言うべきでは無いが、これからも
オヤジは自分が住む地方に見返りなしに市県民税を支払って行くつもりである。
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