この時季に想う
もう何年になるだろうか。いつもこの時季が来ると想い出すのが中国九塞溝と
黄龍への旅だ。JTBの「旅物語」と言うツアーに、大阪の叔父と一緒に参加
した旅だったが、今でも忘れられない想い出の一つとして、季節とともに蘇る。
その理由の一つが仕事に縛られない「中国」だったのと、叔父以外は知らない
人たちの集まりだったにも拘わらず、素晴らしいツアーメンバーだったからだ。
これまでの旅の終りに、彼らとともにこの先もずっと一緒に旅を続けたいなと
思った旅があっただろうか。それほど素晴らしいメンバーと良き添乗員さんに
恵まれた旅だった。改めて正確な日程を調べて見ると2007年の5月30日
から6月4日までの5泊6日の旅だった。もうあれから17年の月日が流れた
計算になるが17年前の今日はまさに旅の真っ最中だった訳だ。写真の日付を
見ると6月1日は「黄龍」に行っている。四川省の「成都」から富士山頂ほど
の標高がある「九塞・黄龍」空港に降り立った時のことを想い出した。空気は
綺麗だったが、少し速足で歩くと息苦しくなった。添乗員さんから缶詰酸素を
貰ったのを覚えている。気圧の影響からその後叔父が体調を崩して、ツアーの
大半を楽しめなかったり、天候の影響で帰りの飛行機が大幅に遅れ、一時的に
時間調整で借用した現地の「ボロ部屋」で全員が寒さに震えたのも今では良き
想い出の一つだ。もうこんな事は無理だろうが、出来る事ならあのメンバーで
同窓会旅行が出来たらどんなに楽しいだろうか。そんな17年前の旅であった。
コメント