何事も道具なり
天気がスッキリしない間に「電動丸ノコ」を修理し、木材を予め必要な寸法に
カットしておきたいと思った。しかしこの丸ノコ、値段に表されているように
通常なら使い物にならない「粗大ゴミ」だ。一番の問題は安全カバーの変形で
とても刃を取り付けられる状態では無かった。カバーの曲がりが刃に当たって
回転を完全に遮断してしまう。このカバー、軟鉄をプレス曲げ加工しているが
厚みが結構あって、手では変形を元に戻すことは不可能だ。一番簡単な方法は
完全にカバーを取り去って使用することだが、それでは余りにも恐ろしいので
止めた方が良い。結局選択肢は、変形を刃が当らない状態に戻すしかなかった。
金づちで叩いてもダメだし、我が家には適当な工具が無い。このために工具を
新調するのでは意味がない。結局無い頭で悩んだ末に「シャコ万力」を使って
みる事にした。厚い鉄材で両側から挟み、シャコ万で圧力を掛けて、少しずつ
変形を元に戻して行った。気が遠くなる作業だったが、安全カバーは元の姿に
戻って行く。デコボコは残ったが、刃が当らず、ノコの進みに応じてカバーが
回転して上がって行ってくれればOKだ。半日かかって終了、ようやく替刃を
取り付ける段階までこぎ着けた。しかし、刃がカバーに当たって軸に入らない。
よく調べて見ると、専用替刃は直径182mmだ。買って来たのは190mm
しまったしまったである。この182mm品は特殊で、最近はほとんど190
mmになっていると言う。量販店には置いてなくて、こまったこまったである。
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