2024年4月 6日 (土)

元の黙阿弥構造

裏金作り問題の処分が打ち出されているが「手ぬるい!」が率直な見解である。

国民の大半がそう思っているだろうが、正直我々にしてみたら「離党」であっ

たり「資格停止」だったりはどうでも良い。今すぐ全員辞めて欲しいのが本音

だろう。もういったい幾度同じことを繰り返しているのか、そして子供の様な

言い訳、我々国民はもう聞きたくない、顔も見たくない。人間の生き方は顔に

出ると言うが、初当選の頃の顔と比較して一癖も二癖もある悪人面に変貌して

いる者が多いと感じるのはオヤジだけだろうか。選挙に当選するのと、裏金を

私する事だけを考え、国会では記憶に無いの言葉を繰り返して、暇さえあれば

居眠りをしているような仕事で破格の報酬、これでは汗水たらして仕事をする

国民が怒るのは当たり前だろう。悔しかったら国会議員になれば良いと言われ

たらそれまでだが、君たちは「日本の顔」であることを忘れている。もう少し

代表である自覚を持って職務を遂行しろ。高額の時給を浪費して、子供以下の

偽国会を運営していたのでは、それこそ税金の無駄遣いだ。国民の多くがそう

思っていてもイザ選挙をすれば再び元の木阿弥、この構造は何故なのだろうか。

2024年3月31日 (日)

メーカーの責任

人の口や身体に入れる製品の生産や販売は怖いと書いたが、その昔にオヤジが

勤めた会社でも多くの事件があった。今で言うところの「クレーマー」攻撃が

それだ。人間は、我々が知るような範囲の者ばかりでなく、意地汚く事あれば

何か理由を付けて金をふんだくってやろうと言う輩は多い。事故で身内が亡く

なりまだ悲しみが残る中、すぐ補償問題の話しを切り出す者もいる。とにかく

尋常でない奴は多い。話しに戻るが、オヤジが新人の頃、静岡の食品担当者に

顧客からクレームが入った。子供がレトルト食品を食べようとしたら、水銀が

入っていた、と言う内容だった。担当者が支店に持ち帰って、皆で見てみると

確かに表面に水銀らしい粒がいくつかあった。どう考えても工場での生産時に

混入したモノとは考え難かったが、支店長と担当者は菓子折りを持って、直ぐ

お詫びに出掛ける始末だ。ここがポイントで、そんな事はあり得ないと思って

いても口に出せないのだ。ちょうど翌日が生産販売会議だったオヤジは、翌日

そのままのスタイルを崩さない様に、箱に詰め風呂敷に包んだ「ブツ」を持ち

網棚にも上げず新幹線に乗って大阪本社まで運んだ。本社も同じ見解だったが

それを証明するには時間が掛かる。結局その間、担当者は日参して謝罪の連続

だったようだ。結末は、お詫びに通っているうちに親しくなった子供さんから

体温計を壊してしまった話しが「ポロっ」と出てジエンドとなった。親たちは

真っ青になってしまっただろうが、みんな子供の気持ちのまま成長して欲しい。

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2024年3月29日 (金)

悲しみのドカン

原材料の話しをしていると、暫く眠っていた「購買の性」が目を覚まして来た。

やはりオヤジはモノを頂戴する仕事が好きだったのだと改めて思う。駆引きは

苦手だったが、真摯にお客さんと向き合って来た事で、たくさんの人間関係が

残った。これも一つの財産である。そんなオヤジだったが、残念でかつ悔しい

想いをした出来事が一つだけある。もう時効なので話しても良いと思うのだが

それは某大手化学会社の工場がドカンと行った時の事だった。かつての会社で

販売製品の原料の原料、そのまた原料ぐらいの背景は知っておくべきであると

教えられたオヤジは、このドカンで社のメイン原料の供給に影響が出ることは

直ぐに判った。当時、別のソースは中国にしか無かったし、その日は日曜日で

会社は休み、しかも隔週の在宅勤務でオヤジは徳島に居た。しかしそんな事は

言っておれず、直ぐ中国のパートナーに国際電話を入れた。まだドカン情報は

中国まで届いていないが足元を見られてはいけない。特需が入ったのを理由に

約半年分の必要数量を確保した。在庫の費用や運賃などはこの際度外視だった。

やれやれと思い、翌日いつも通り大阪に出社した。お昼前に事務所に着いたら

社長から「この非常時に重役出勤ですか」「こんな時は前の日から出社をして

朝一番には机に座っていて下さい」とのお言葉だ。「お言葉を返すようですが

朝一番から座っていて何になるのですか」と言いたかったがそこまではとても

言えなかった。正直、こんな悲しい思いをしたことは無い。日本人とは何にも

出来なくても、しようとする姿勢を見せてナンボのところがまだある。そんな

ゼスチャーだけで出世する人がいると解かっても、出来なかったオヤジである。

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2024年3月24日 (日)

もう50年前か

散歩の途中でスーツ姿の男性や、袴を着けた女性たちと大勢出会った。そうか

徳島大学の卒業式だ。若者の顔はみな晴れやかで希望に満ちており、それぞれ

所属した学科やクラブのお別れイベントに参加していた。時おり、沸き起こる

歓声に思わず、過ぎて再び帰り来ぬ青春の一日を思い出した。オヤジが卒業の

日は、最初に就職した会社の地獄の研修最終日だった。その日は任地の発表が

あり、最寄り駅までの乗車券が配られ、夜はドンチャン騒ぎの打ち上げが予定

されていたが、オヤジはそれには参加出来なかった。地獄の研修も刑務所とは

違い、卒業式に参加する事は許された。オヤジの場合、たまたまそれが研修の

最終日だったと言う訳だ。卒業式が終わったら、任地を教えるから社に電話を

入れるように言われていた。夜はお世話になった春日井アマチュア無線クラブ

有志による送別会も予定されていて、忙しい一日だった。式が終わり、単位を

なかなかくれなかった法学の教授を池に投げ込むイベントも話しだけに終わり

社に電話を入れた。「君はそのままそこにいて月曜日の朝、名古屋支店に出社

して下さい」と言われた。夜の「送別会」は「就職祝い」の宴に替わることに

なった。結局、愛知県には都合11年間に渡ってお世話になった訳だが、もう

あれから半世紀経った。もの忘れが増えたオヤジだが、あの日の事は忘れない。

Dgsgsk

2024年3月15日 (金)

春闘を考察する

昨日、春闘の話しをしたが、オヤジは春闘とは単に「春季闘争」を短縮させた

名称だと思っていた。しかし正確には「春季生活闘争」と言うそうだ。これは

あの「連合」が名付けた名称で、別に「春季労使交渉」と言う場合もある様だ。

こんな交渉はしなければしないに越した事は無いように思うが、黙っていれば

会社は、かつてオヤジが初めて就職した会社のように「これで辛抱してね」と

一方的に都合の良い金額で済まそうとする。それを防ぐ為、出来ないだろうと

分かっている高額を要求し、妥協点を提示させて決着に導くのが、組合の作戦

なのだ。とてつも無い金額を要求されて悩む社長の姿を幾度となく見て来たが

オヤジはいつも組合の要求に疑問を持っていた。それは単にその場その場での

要求しかしないからだ。もしオヤジが組合の委員長をしていたら、一年後には

生産性をXX%アップさせるので、その暁には給与賞与をXX%アップさせて

くれますか、と言った作戦を取るのに、と思ったものだ。組合活動とはそんな

甘いものでは無いかも知れないが、やはり会社が良くならないと給与や賞与を

上げることが出来ないのは事実だ。その昔、多くの組合員が一致団結し、傾き

掛けた会社を立て直した事例が多く語られている。現在のガリバー企業のなか

にもそんな会社は多い。本来の組合の在り方とはそんな形だろうと思うのだが

正直、ここから先は組合の経験がないオヤジにはよくわからない難しい問題だ。

Danketsu

2024年3月14日 (木)

組合っていいの

大手企業の春闘による回答がピークを迎えている。今年は何処も満額の回答で

ウハウハの様だ。そりゃそうだろう、これだけ物価か上がっているのに給料や

賞与が上がらなければ、労働者はたまったモノではない。これは年金オヤジも

同じで、年金機構を相手に春闘を起こしたい気分である。そう言うオヤジだが

長いサラリーマン生活において「闘争」と言うモノを経験した事が無い。入社

した会社は組合が無く「これだけです」と言う額に辛抱して来た。転職をした

眼鏡屋では「偽りの経営者」の肩書を与えられ、蓋を開けて見ると転職の前と

何ら変わらない年収に甘んじた。その後再就職した化学会社では、組合に加入

しなかった。理由は組合員の経験が全く無かったのが一番の理由だったからだ。

その内に管理職となり「労使協」と言う名目の会議で、組合との縁が出来たが

折しも「ノロウイルス」による感染が蔓延している時期であった。トイレには

共用タオルは設置しません、各自でタオルかハンチを持参して下さいと言った

会社側のお願いに「タオル代はくれるんけ」と言った組合員に切れたオヤジは

皆が使ったタオルで顔を洗って出直して来い、と怒鳴ってしまったので以後の

労使協に出席は及ばず、となり再び縁が切れた。結局、現在まで赤い鉢巻きを

して赤い旗を振った経験は一度もない。組合って入ったほうが良いのだろうか。

Stmngku

2024年3月 5日 (火)

断捨離不可の品

オヤジの中で、無線機以外にどうしても捨て切ることが出来ない物が出て来た。

それはプラスチック射出成型機のプラモデルである。正確には日精樹脂工業製

インジェクション成型機「FE80S-12ASE」の1/20プラモデルだ。

いつ頃手に入れたかは定かで無いが、オヤジが樹脂材料の仕事に携わっていた

頃だと思うので、昭和の終りから平成の初めに掛けてだろう。複合材料ならば

射出成型機より「混練機」の方が対象だったと思われるので、眼鏡業界に入り

新しいプラスチックを成型する為の機械を探していた頃かも知れない。当時は

PES(ポリエーテルサルホン)と言う新しいエンプラを採用、枠を8の字に

曲げても元に戻る「形状記憶枠」を開発していた。ただ当時は、PESが成型

できる射出成型機を持っている加工屋さんか無く、栃木県足利市にある有名な

アキレスまで成型の依頼に行ったのを思い出す。しかし当のアキレスも受託が

専門では無いため、苦労したものだ。そんな時、自社で購入を検討したことが

あったが、その時に対象となった機械であると思う。今の時代にはたくさんの

優秀な成型機があるが、当時PESが成型できる様な加圧アキュームレータを

備えたインジェクション機は住友のネスタールか日精樹脂のこの機械ぐらいで

多分そんな検討の途中でメーカーから頂戴した物だろう。正式な資格は取らな

かったが、この成型機を借用してテスト用ダンベル片もオヤジが成型していた。

本来はこんな機械を駆使し、新しい眼鏡の開発が出来ると思って転職をしたが

没になってオヤジの夢は散った。しかし充実した日々の想い出は捨てられない。

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2024年3月 2日 (土)

今になって思う

テレビを見ていて「こんな奴にしか政治家は務まらない」と思った。今話題の

政治倫理審査会について鶴の一声で決まったフルオープンスタイル、それには

一定の評価が出来るが、問題はそのあとだ。対象議員のインタビューに対して

あれだけ非公開を主張していたにも拘わらず「やはり、こうあるべきだと思い

ますね」と平気でノタマう。これだこれが政治家なのだ。国民の大半が不審を

持ち、にっちもさっちも行かなくなったと見るや手の平を返す。この腹芸当が

出来なければ政治家にはなれないのだろう。もちろん彼らの多くが初当選当時

大望を抱いて議員になったのだろうが、歳月は多くの議員を変えてしまうのだ。

何がそうさせるのかが問題だが、それは明らかに「金と権力」だろう。いつも

言う様だが、単なる組織の代表や町内会長など、勤労奉仕の代表は嫌がるのに

国を左右するような国会議員には手を挙げて出て行く。この裏にある誘惑こそ

自由に出来る「金」以外ありえない。「XX屋お主も悪よのう」が出来るから

こそ出馬するのだろう。全てがそんな者ばかりだとは思わないが、永田町こそ

まともな人間さえそんな腐った人間に変えてしまう恐ろしい「魔殿」なのかも

知れない。悪い事でも「慢性化」すれば「ノーマル」に変る。そんな議員らが

作る法律、彼らに不利になるようなモノにするハズが無い。当たり前のことだ。

福井のおやっさん、私もこんな奴らの爪の垢でも煎じて飲んでいたらもう少し

出世していたかも知れませんな。真っ直ぐに生きたのが良かったのかどうかは

難しいところだが、少しは腹芸も身につけておきたかったと思うオヤジである。

2024年2月27日 (火)

オヤジの悪い癖

引越しの整理でヘソクリは出て来ないと書いたが、日本円こそ出ては来ないが

外国の紙幣や硬貨は出て来る出て来る。もうチョッとした貯金だ。主に中国と

韓国のお金が多いが、インドやタイのお金も含めると結構な金額になるだろう。

次の渡航で使えるだろうと思い、帰りの空港で日本円に換金せずに持ち帰った

小銭が貯まりに貯まったモノだが「チリも積もれば」で、タンス預金になって

いたわけだ。中国元や韓国ウォンは、特定の場所や特定の銀行以外での換金は

現役当時から難しかったが、最近は特に分からない。聞くところによれば最近

中国元も換金できる様になっているとの事で、一つ真剣に調べてみたいと思う。

何しろ最近の売りレートから計算しても、数万円になるぐらい貯まっていると

思う。こんなところが、金が貯まっても無駄をしているオヤジの悪い癖である。

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2024年2月20日 (火)

裏も忘れず商え

連日、インバウンドによる日本各地の賑わいが報じられているが、どうしても

オヤジは面白くない。北海道ニセコ地区に代表される様な「物価」は、もはや

異常だと言わざるを得ない。一杯2000円のカレーライス、6000円台の

海鮮丼などは完全に相場を逸脱している。提供者に言わせると外国人は値段が

安いと、品質も悪いと思ってしまう人が多いから、などと勝手な理屈をコネて

いるが、決してそうは思わない。いくら値が安くても良い物は良い、悪い物は

悪いで浸透するハズだ。それは、異常な値段を正当化する屁理屈であるとしか

オヤジには思えない。家内などは、それでもお客が来るのだから良いでないの

と言うが、オヤジは高くても売れるモノは売ってやろう、と言ったその根性が

気に喰わない。物には「相場」と言うモノがあり、やはりその範囲で商うのが

商売だと思う。相場とは儲ける時があれば大損をする事もある。いまは笑いが

止まらないかも知れないが、その裏がある事も決して忘れずに商売して欲しい。

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